<p>高校スポーツの新たなシーズンを告げる新人大会（SSPフレッシュシリーズ）。9月14日（日）、多久市緑が丘弓道場で佐賀県新人大会弓道競技（男子）が開催された。各校が新チームで挑む初の公式戦。緊張と熱気に包まれた射場で白熱の戦いが繰り広げられ、武雄高校が男子団体で頂点に立った。<br><br>決勝リーグは鹿島B、鹿島A、白石A、武雄A、早稲田佐賀Aの5校による総当たり戦。混戦模様の中で、武雄は安定した戦いを続け、4勝0敗・的中数49で無敗優勝を飾った。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/4ecaef402b044fba8e6050aad752ca92/DSC02989.JPG" alt=""></p><p style="text-align:center"><strong style="font-size: 0.75em">狙いを定める石橋選手</strong></p><p>試合後、2年の石橋玄基さんは「嬉しすぎてあまり実感が持てないんですけど、いつも以上にチームの力が発揮できました。良いチームメイトと共にいい試合ができたことに感謝しています」と笑顔を見せた。<br><br>早稲田佐賀Aや白石Aが高い的中を見せて迫ったが、序盤から安定して星を積み重ねた武雄が最後まで首位を譲らなかった。小林穂高さん（2年）と田中陸斗さん（1年）は「一人一人が最後まで諦めずに全力を出して頑張れた結果」と振り返り、無敗を支えたのは全員の粘りだと強調した。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/91a7a211be3d4471ba3f81223536e9bc/DSC02987.JPG" alt=""><br><br>一方、的中数でトップに立ったのは早稲田佐賀A（的中数51）。ただし序盤の2試合では8本、9本と苦しみ、後半に修正して17射ずつ当てる追い上げを見せたが、序盤の星を落としたことが響き、2勝2敗で2位に沈んだ。混戦のリーグ戦で、安定感を崩さなかった武雄の戦い方が際立った。<br><br>次なる舞台は九州大会だ。中野智哉さんと藤永剣さん（ともに2年）は「自己のベストを尽くせるように鍛錬を重ね、一人ひとりがそれぞれを支え合って優勝を勝ち取ります」と力強く語る。チームの勢いを象徴した５番の藤永剣（2年）。個人でも優勝し、決勝リーグでは16射中16的中を達成したが、視線はすでに次へと向かっている。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/08c192f797d5416d889dd897b71d6a08/DSC02996.JPG" alt=""></p><p style="text-align:center"><strong style="font-size: 0.75em">的中を重ね、流れをつくった藤永選手</strong></p><p>チームの魅力について、1年の渕上蒼史さんと藤田悠貴さんは「学年関係なくみんなが仲良いこと」と声を揃えた。学年を越えて築かれた信頼関係は、接戦を勝ち抜く強さの源だ。<br><br>安定感と団結力で無敗優勝を果たした武雄高校。九州の舞台でも、その結束力が大きな武器となるだろう。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/bc68add6f8e74ab988608356ad0241f3/DSC03019.JPG" alt=""><br>---<br>〈佐賀県高等学校弓道新人大会〉<br>男子団体<br>1位　武雄A<br>2位　早稲田佐賀A<br>3位　鹿島A<br>4位　白石A<br>5位　鹿島B</p>

高校スポーツの新たなシーズンを告げる新人大会（SSPフレッシュシリーズ）。9月14日（日）、多久市緑が丘弓道場で佐賀県新人大会弓道競技（男子）が開催された。各校が新チームで挑む初の公式戦。緊張と熱気に包まれた射場で白熱の戦いが繰り広げられ、武雄高校が男子団体で頂点に立った。

永石恒陽

株式会社WIDE

弓道

武雄高校

ﾀｹｵｺｳｺｳ

none

ﾅｼ

【2025 SSPフレッシュシリーズ ・弓道】佐賀県新人大会 優勝インタビュー 弓道 団体 武雄高校

SSPフレッシュシリーズ関連の記事特集です

SSPフレッシュシリーズ

<p>高校スポーツの新たなシーズンを告げる新人大会（SSPフレッシュシリーズ）。9月13日（土）、多久市緑が丘弓道場で佐賀県新人大会弓道競技（女子）が開催された。各校が新チームで挑む初の公式戦。緊張と熱気に包まれた射場で白熱の戦いが繰り広げられ、早稲田佐賀高校が団体で堂々の優勝を果たした。<br><br>決勝は佐賀女子A、武雄A、早稲田佐賀A、致遠館A、唐津西Aの5校によるリーグ戦。早稲田佐賀Aは序盤から安定した的中を重ね、最後まで一度も黒星を喫することなく4勝0敗、的中数47という数字で頂点に立った。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/1e3eefbda6784adb829ada4d81854ef1/DSC02949.JPG" alt=""></p><p style="text-align:center"><strong style="font-size: 0.75em">集中の眼差しを送る大竹選手</strong></p><p>「最初は緊張したけど、最後は優勝にもっていけて良かったです」。1年生の大竹慶佳さんは、はにかみながら振り返る。初めて挑んだ大舞台を走り切った達成感は、同じく1年の山内彩瑚さんにも広がっていた。「嬉しい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませ、仲間と分かち合う勝利の喜びに目を輝かせた。<br><br>他校が星を潰し合う混戦のなかで、早稲田佐賀は粘り強さを武器に白星を重ねた。2勝2敗で並んだ武雄Aや唐津西Aを振り切り、最後まで安定した強さを見せつけたのだ。<br>「自分では納得いかない部分もありました」と語るのは2年の堀本美咲さん。それでも「チーム一丸となって優勝できました」と誇らしげに言葉を続け、団結力こそが無敗を支えた原動力だったことを強調した。</p><p style="text-align:center"><br></p><p>視線はすでに次の舞台へ。藤澤美海さんと市原晶さんは「昨年の九州新人は2位。今年は優勝を目指したい」と決意を口にする。頂点を知った今だからこそ、九州大会でのリベンジに向けた思いは強い。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/6db9a36c4af64231a6941af2db4b2906/DSC02943.JPG" alt=""></p><p style="text-align:center"><strong style="font-size: 0.75em">狙いを定め弓を引く呂選手</strong></p><p>「最後まで粘り強く諦めないところです」と語る関果凜さんと呂優莉さん。チームの武器はまさにリーグ戦で証明された。粘りと安定感で勝ち抜いた早稲田佐賀。1年生のフレッシュな勢いと、2年生の経験が融合したチームは、総体へと続く長い道のりに向け、すでに新たな挑戦を始めている。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/7c27a50f786c4b75b222a7b2ac18737a/DSC02960.JPG" alt=""><br>---<br>〈佐賀県高等学校弓道新人大会〉<br>女子団体<br>1位　早稲田佐賀A<br>2位　武雄A<br>3位　唐津西A<br>4位　佐賀女子A<br>5位　致遠館A</p>

高校スポーツの新たなシーズンを告げる新人大会（SSPフレッシュシリーズ）。9月13日（土）、多久市緑が丘弓道場で佐賀県新人大会弓道競技（女子）が開催された。各校が新チームで挑む初の公式戦、緊張と熱気に包まれた射場で白熱の戦いが繰り広げられた。


早稲田佐賀高校

ﾜｾﾀﾞｻｶﾞｺｳｺｳ

【2025 SSPフレッシュシリーズ ・弓道】佐賀県新人大会 優勝インタビュー 弓道 団体 早稲田佐賀高校

<p>鹿島高校弓道部は、先月のインターハイで女子が準優勝という快挙を成し遂げ、全国の舞台で強い存在感を示した。そのチームを指導する笠原先生、女子の竹谷瑠衣選手、男子の藤家直人選手に新チームの現状とSSPフレッシュシリーズ（新人戦）に向けた思いを伺った。<br></p><h3 id="h67f30fc69b">限られた時間で挑む、新チームの現状</h3><p>「インターハイに出場したことで、新チームへの切り替えがどうしても他校より遅れてしまいました。今年は新人戦の時期も早く、国スポの予選も重なったことで、1・2年生の強化に割ける時間が少なかったのは正直なところです」と笠原先生。想定はしていたものの、時間との戦いであることを明かした。<br></p><h3 id="h9ba21539f5">全国準優勝が与えた刺激と自信</h3><p>インターハイの準優勝は、部員たちの意識に大きな変化を与えた。「配信で試合を見た1年生や現地に足を運んだ2年生は、全国の決勝に鹿島高校が立つ姿を目にして、あこがれややる気につながったと思います。何より、これまでの取り組みが全国でも通用すると証明できたのは大きいですね」と語る。<br></p><h3 id="hee5b08a453">基本を徹底し、さらなる高みへ</h3><p>現在のチームに求めるのは、変わらない基本の徹底だ。「弓を引いたときの安定感を大切にし、しっかり伸びて矢が狙い通りに飛ぶ射を意識させています。難しいことではないが、とても重要なことです。」と笠原先生は強調する。<br></p><h3 id="h296156c5e8">未来を見据え、一人ひとりに応じた指導</h3><p>インターハイ準優勝は3年生の努力の結晶。しかし、新チームは新たな挑戦者だ。「準優勝にあこがれて日本一を目指すなら、それを後押しします。1人ひとりに合った指導をしていきます」と語る。<br></p><h3 id="h39145c4eea">部員へのメッセージ</h3><p>最後に、笠原先生は「周囲の期待にとらわれすぎず、自分の目標に向かって、自分の射に集中してほしいですね。」と期待を込めた。<br>ーーーーーーーーーーー<br></p><h3 id="h77e02a6110">鹿島高校女子弓道部　竹谷瑠衣主将</h3><h4 id="hb9f939557e">ーーSSPフレッシュシリーズに向けた意気込みを教えてください</h4><p>2連覇して九州新人でリベンジすることです。</p><h4 id="h024e3446ec">ーー今年のチームはどんなチームですか？</h4><p>人数が少ないですが、その中でも切磋琢磨しあって高めあっているチームです。</p><h4 id="hb1cf2cf2fd">ーーSSPフレッシュシリーズの目標を教えてください！</h4><p>優勝して昨年先輩方と見た景色を自分たちの代でも一度みることです！<br><br></p><h3 id="h7703d8d083">鹿島高校男子弓道部 藤家直人選手</h3><h4 id="hb9f939557e">ーーSSPフレッシュシリーズに向けた意気込みを教えてください</h4><p>県大会で優勝し九州新人の切符を勝ち取ることです。</p><h4 id="h024e3446ec">ーー今年のチームはどんなチームですか？</h4><p>人数が多くみんなでレギュラー争いをするチームです。</p><h4 id="hb1cf2cf2fd">ーーSSPフレッシュシリーズの目標を教えてください！</h4><p>今年こそはリベンジを果たして九州の切符を勝ち取ります！<br><br>SSPフレッシュシリーズ弓道競技は男女ともに、9/13(土)、14(日)に多久市緑が丘弓道場で行われる。</p>

鹿島高校弓道部は、先月のインターハイで女子が準優勝という快挙を成し遂げ、全国の舞台で強い存在感を示した。そのチームを指導する笠原先生、女子の竹谷瑠衣選手、男子の藤家直人選手に新チームの現状とSSPフレッシュシリーズ（新人戦）に向けた思いを伺った。



北原誠大

鹿島高校

ｶｼﾏｺｳｺｳ

「新たな一射で頂点へ」——インハイ準V 鹿島高校弓道部・笠原先生が語る新人戦への思い

<p>全国の高校生が汗を流し、青春を燃やす夏の祭典「全国高等学校総合体育大会（インターハイ）2025」<br>7月23日（水）に競技がスタートしたインターハイ。全国から集った高校生の中、佐賀県勢が多くの入賞を果たし、昨日8月20日（水）の最終日を迎えて大会は閉会を迎えた。本記事では、佐賀県勢が誇るべき成果を収めた入賞の軌跡に焦点を当てて振り返る。<br><br></p><h2 id="hbffe4192b3">なぎなた</h2><p><strong>優勝　佐賀東高校</strong></p><h2 id="hefd88910af">カヌー</h2><p>女子スプリント・カヤックシングル（500メートル）<br><strong>優勝　花岡ゆらら（神埼）</strong><br>女子スプリント・カヤックシングル（200メートル）<br><strong>優勝　花岡ゆらら（神埼)</strong><br>男子スプリント・カナディアンシングル（500メートル）<br><strong>優勝　峯佳生（神埼）</strong><br>カヌー男子カナディアンシングル（200メートル）<br>6位　峯佳生（神埼）<br>女子カナディアンシングル（500メートル）<br>6位　前田七海（神埼）<br>カヌー女子カナディアンシングル（200メートル）<br>8位　前田七海（神埼）<br>女子カヤックペア（500メートル）<br><strong>3位　入嶋遥愛・元石暖華組（神埼）</strong></p><h2 id="h1c5ec4212f">弓道</h2><p><strong>【女子】団体準優勝　鹿島高校</strong><br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/e80ab6719f3f4afe97449ce7488f1805/AE0I9263.JPG" alt=""><br><a href="https://www.kachispo-saga.com/ib6txzlyr" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/69ed1ec6ebd34fc1819672120c4c9d37/2024%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9%E5%89%8D%20copy%20(15).jpg?w=2360&amp;h=1300" alt=""></a><br>鹿島高校弓道部へは、高校総体前に取材を行いました！上の画像をクリックしてぜひご覧ください。</p><h2 id="hde8ba90dac">ホッケー</h2><p>【男子】<br>８強　伊万里実業高校</p><h2 id="h87dff92f59">ヨット</h2><p>女子420級<br>6位　久保田結花・堤彩乃組（唐津西）</p><h2 id="hfd5d2ede42">ウエイトリフティング</h2><p>男子96キロ級<br><strong>準優勝　田中亮太朗（佐賀星生学園）</strong></p><h2 id="ha4a329bee7">バドミントン</h2><p>【女子】<br><strong>団体3位　佐賀女子高校</strong></p><h2 id="h491113a621">ソフトテニス</h2><p>【女子】<br>個人戦5位　杉原澄・松本唯郁ペア（嬉野）<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/856f1fb85e724a0b957e7c3ef15933e5/IMG_3018.JPG" alt=""></p>

全国の高校生が汗を流し、青春を燃やす夏の祭典「全国高等学校総合体育大会（インターハイ）2025」
7月23日（水）に競技がスタートしたインターハイ。全国から集った高校生の中、佐賀県勢が多くの入賞を果たし、昨日8月20日（水）の最終日を迎えて大会は閉会を迎えた。本記事では、佐賀県勢が誇るべき成果を収めた入賞の軌跡に焦点を当てて振り返る。

なぎなた

カヌー

ホッケー

ヨット

ウエイトリフティング

バドミントン

ソフトテニス

【2025 インターハイ特集 】努力の結晶、全国の舞台で光る　佐賀県勢インターハイでの活躍を振り返る vol.2

令和６年度全国高等学校総合体育大会（北部九州総体）　7/21～8/20開催

高校総体

<p>中国地方を中心に開催されている全国高校総体・インターハイ。この週末も県勢が活躍しました。</p><iframe class="embedly-embed" src="https://cdn.embedly.com/widgets/media.html?src=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F-_t8K0em-5Q%3Ffeature%3Doembed&display_name=YouTube&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3D-_t8K0em-5Q&image=https%3A%2F%2Fi.ytimg.com%2Fvi%2F-_t8K0em-5Q%2Fhqdefault.jpg&type=text%2Fhtml&schema=youtube" width="560" height="315" scrolling="no" title="YouTube embed" frameborder="0" allow="autoplay; fullscreen; encrypted-media; picture-in-picture;" allowfullscreen="true"></iframe><p><br>佐賀東高校なぎなた部が団体の決勝で京都代表に勝利し、16年ぶり3度目の優勝を果たしました。<br>去年の牛津高校の優勝に続き、県勢が2年連続で頂点に立つのは初めてです。<br><br>また、カヌーでは神埼高校勢が活躍しました。<br>男子カナディアンシングル（500m）では3年峯佳生選手が優勝。<br>女子カヤックシングル（500m）では2年花岡ゆらら選手が優勝し、女子カヤックペア（500m）では入嶋遥愛・元石暖華ペアが3位入賞しました。<br><br>そのほかの結果です。<br>弓道女子団体は鹿島高校が決勝で敗れ惜しくも準優勝。<br>ボクシング男子ウエルター級の高志館高校3年の太田成恒選手は決勝で判定の末に敗れ準優勝となりました。</p>

中国地方を中心に開催されている全国高校総体・インターハイ。この週末も県勢が活躍しました。

株式会社サガテレビ

ボクシング

佐賀東高校

ｻｶﾞﾋｶﾞｼｺｳｺｳ

神埼高校

ｶﾝｻﾞｷｺｳｺｳ

高志館高校

ｺｳｼｶﾝｺｳｺｳ

なぎなたは県勢が2年連続頂点に！カヌー・弓道・ボクシングの結果

サガテレビにて放送をしたスポーツ関連ニュースのアーカイブです。

SAGATVニュース

<p>いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。<br><br>各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。<br>高校最後の大舞台となる総体を前に、鹿島高校女子弓道部の笠原先生に、現在のチームの様子やキャプテンのこと、そして大会への期待をうかがった。<br></p><h4 id="h1eb2a80a84">ーーー弓道が大好きな子達です。</h4><p>鹿島高校弓道部女子は、全国を視野に入れる強豪校。その背景には、ただ技術を磨くだけでなく、「弓道が好き」という純粋な気持ちで日々弓と向き合う生徒たちの姿がある。そんな部員たちを見守る笠原先生は、チームの特色をこう語る。<br>「本当に弓道が好きな子たちだなと思います。普通は“練習したくない”という子もいると思うんですが、この子たちは逆で、こっちが“ちょっと休んだ方がいい”と言いたくなるくらい練習してますね（笑）」<br>その熱意は、結果だけを追うのではなく、弓道という競技そのものに真剣に向き合う姿勢から来ている。<br></p><h4 id="h70f3d39337">ーーーキャプテン・岩島絢音選手の存在</h4><p>そんなチームを引っ張るのが、3年生キャプテンの岩島絢音さん。先生は、彼女について「真面目で、頑固な子」と評する。「自分で決めたことは、最後まで徹底してやり切る子です。周囲とも広く仲良くできるので、人間関係の面でもキャプテンに向いていると感じています」<br>技術的なリーダーシップだけでなく、人とのつながりを大切にできる岩島さんの存在が、チームのまとまりや信頼関係を支えている。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/944adc5096bb417f9686445f3a4d4f52/AE0I9274.JPG" alt=""><br></p><h4 id="hb48d5b4e84">ーーー基本を徹底し、全国へ</h4><p>総体に向けての想いを聞くと、笠原先生は「基本」の重要性を強調する。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/a115a22f0f9a47c394a5a656d6340e2a/AE0I9279.JPG" alt=""><br>「弓道って、基本的な動作がきちんとできていれば勝てる競技なんです。毎回同じ動作ができれば、矢は同じ場所に飛ぶはず。だからこそ、最後まで基本を徹底して、ブレずにやってほしいですね」<br><br>目新しいことを求めるのではなく、日々積み重ねてきた基礎の力を本番で出し切ること。それが、勝利への一番の近道だ。「やるべきことは、すでにこの子たちはやってきています。あとは自分を信じて、仲間を信じて、本番に臨んでほしいです」<br><br>情熱と信念、そして信頼に満ちたチーム・鹿島弓道部。その矢は、今まさに全国の頂点を目指して放たれようとしている。</p>

いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。

各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。
高校最後の大舞台となる総体を前に、鹿島高校女子弓道部の笠原先生に、現在のチームの様子やキャプテンのこと、そして大会への期待をうかがった。



「弓道が好き」という気持ちが強さの原点  鹿島高校弓道部女子・笠原先生が語るチームの魅力と期待

<p>いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。<br><br>各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。<br>高校最後の大舞台となる総体を前に、鹿島高校女子弓道部のキャプテンの岩島絢音さんに、現在のチームの様子、そして大会への期待をうかがった。<br></p><h4 id="h19630ad4d3">ーーー彼女たちの目標</h4><p>鹿島高校弓道部女子の岩島絢音さん（3年）は、落ち着いた口調の中にも確かな自信をにじませながらこう語る。<br>「目標は、日本一です。そのためにも、まずは県大会で完全優勝を目指しています」<br>この目標は、今年に限ったものではない。代々受け継がれてきた鹿島高校弓道部の“意志”でもある。<br>「先輩方からずっと繋いできてもらった想いがあるので、“全国優勝する”と大々的に言うことは少ないですが、みんな心の中ではいつも日本一を意識しています」<br>岩島さん自身も、強豪校として知られる鹿島高校に入学する前から、全国レベルで活躍する先輩たちの姿を見ていた。その背中を追ううちに、自分たちの代で結果を出す責任を感じるようになったという。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/0cdfba1a8aee4dfbb43b4275ad2c14a8/AE0I9256.JPG" alt=""><br>「学年が上がるにつれて、自分たちが日本一を取らないといけない、そう思うようになりました」<br></p><h4 id="ha7ec2b0750">ーーー仲間との絆が、強さの源</h4><p>鹿島高校弓道部の強みは、個々の技術だけではない。何よりも「チームとしての絆」がある。<br>「今の三年生は、お互いをよく理解していて、言うべきことはしっかり言い合える関係です。弓道の技術についても、互いに教え合える。全体的に“仲が良い”という一言に尽きますね。お互いを尊重し合える関係です」<br>その姿勢は後輩たちにも自然と引き継がれ、チームとしての一体感は日に日に増している。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/f7ce62acf4104e9a9ab571831b9995ab/AE0I9249.JPG" alt=""><br>「例えば試合で自分が当てられなくても、“仲間がいるから大丈夫”と思えるんです」<br></p><h4 id="he2ea18187a">ーーー苦悩と成長、そして今</h4><p>これまでの成長を振り返ると、個々の役割を明確に理解し、それを全うする意識がチームには根付いているという。<br>「団体として“ここで一本欲しい”という場面で、しっかり矢を決めてくる。新人戦の時が一番良い状態でしたが、その後は思うようにいかない時期もありました。それでも、この冬はそれぞれが技術面や苦手な部分を徹底的に磨く時間を持ち、今はまたチーム全体が上向いています。総体まで残り一週間、どれだけ仕上げられるかです」<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/e80ab6719f3f4afe97449ce7488f1805/AE0I9263.JPG" alt=""><br></p><h4 id="h0c31a791d7">ーーー総体へ向けて</h4><p>総体へ向けては、これまで積み重ねてきた努力が自信となって表れている。<br>「矢数も他校に負けないくらい重ねてきました。自分が的中させるために何が必要か、みんな分かっています。あとはやり切るだけ。たとえ外しても、仲間が決めてくれると信じて、自信を持って迷いなく臨みます」<br><br>強豪・鹿島高校の誇りを胸に、仲間とともに放つ一矢。そのすべてに、「日本一」という想いが込められている。</p>

「日本一」を胸に、仲間とともに頂点へ 鹿島高校 弓道部女子・岩島絢音さんが語る“強さの秘訣”

いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。

各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。
高校最後の大舞台となる総体を前に、鹿島高校女子弓道部のキャプテンの岩島絢音さんに、現在のチームの様子、そして大会への期待をうかがった。

「日本一」を胸に、仲間とともに頂点へ    鹿島高校 弓道部女子・岩島絢音さんが語る“強さの秘訣”

<p>いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。<br><br>各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。<br>高校最後の大舞台となる総体を前に、鹿島高校男子弓道部の岩屋 洋太郎先生に、現在のチームの様子やキャプテンのこと、そして大会への期待をうかがった。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/0a7b71948b0949eabe98f0c998f55479/AE0I9228.JPG" alt=""><br></p><h4 id="hb554c8c0c7">BチームがAチームを上回る強さ</h4><p>過去の大会成績からも、層の厚さが際立っている。2年生時には、鹿島高校はAB両チームで大会に出場し、なんとBチームが優勝、Aチームが準優勝という快挙を成し遂げた。個人戦でも1位・3位・5位に入賞するなど、選手一人ひとりの技術の高さがうかがえる。<br><br>九州新人大会では団体3位、西日本大会（高知県開催）では予選トップ通過から8位入賞と、全国規模の大会でも着実に結果を残してきた。注目すべきは、それらの大会でメンバーが半数以上入れ替わっていたにもかかわらず、常に安定した戦績を維持している点だ。<br></p><h4 id="h13483c8e32">層の厚さの秘密は「人数」と「競争環境」</h4><p>「他校の男子弓道部は1学年6～7人が一般的ですが、うちは3年生だけで14人。人数が多いからこそ、日々の練習から競争が生まれ、互いに高め合っている。それが全体のレベルアップにつながっていると思います」と語るのは、チームを率いる岩屋洋太郎監督。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/b3748cf32ac34822a040f72f15b964d5/AE0I9234.JPG" alt=""><br><br>この競争環境の中で培われた実力が、チームの総合力として結果に表れている。<br></p><h4 id="he5a876545a">背中で引っ張る松尾キャプテン</h4><p>そんなチームをまとめるのが、松尾キャプテン。決して声で引っ張るタイプではないが、「黙々と練習に取り組む姿勢でチームに影響を与える選手」だと監督は語る。その背中を見て、後輩たちも自然と真剣に弓道と向き合うようになったという。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/120208bcdc714492828aecbe2be5fc29/AE0I9238.JPG" alt=""><br></p><h4 id="h66b5883d92">「練習通りの弓道を」――高校総体への意気込み</h4><p>高校総体に向けての目標は、シンプルかつ力強い。<br><br>「どんなに強いチームでも、ひっくり返ることがある。だからこそ、練習通りの弓道を本番でも出し切ることが理想です。」<br>日ごろから大会を見据えた練習を積み重ねてきた鹿島高校弓道部。「結果が出るようになってから、選手たちの本気度も一段と増した」と監督は手応えを語る。<br><br>選手全員が主力という稀有なチーム。その厚みと経験を武器に、鹿島高校弓道部は総体の大舞台へと挑む。</p>

いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。

各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。鹿島高校弓道部男子が、今夏の高校総体で大きな注目を集めている。最大の強みは、14名の3年生を中心とした「選手層の厚さ」。突出したエースはいないものの、全員が高いレベルの実力を持ち、誰が出場しても安定した力を発揮できるチームだ。

「練習通りの弓道を」――鹿島高校弓道部男子、総体へ向けて増す層の厚み

<p>いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。<br><br>各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。高校総体を目前に控えた鹿島高校男子弓道部。圧倒的な選手層と実力で注目を集めるチームを率いるのは、3年生キャプテン・松尾選手。静かに背中で引っ張るリーダーとしてチームをまとめる彼に、チームの目標や大会への思いを聞いた。<br><br></p><h4 id="hd3c6001545">2つの目標――全国優勝と人間的成長</h4><p>鹿島高校弓道部が掲げている目標は、「全国大会で優勝すること」と「人として成長すること」。一見かけ離れたように思えるこの二つを、チームはどちらも本気で追い求めている。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/f9b49a5e817e422aad24257a74b45763/AE0I9226.JPG" alt=""><br><br>「コーチから『弓を引いているだけじゃ、的には当たらない』と言われたときに、普段の生活がプレーにつながっていると気づきました。応援される選手じゃないと勝てない。だから、礼儀や報連相、学校生活での行動も大切にしています。」<br><br>当たり前のことを、当たり前にできるようになること。その積み重ねが、試合での集中力や安定したプレーに直結している。</p><h4 id="h0785e294de"><br>団体としての一体感が武器</h4><p>チームの強みを聞くと、松尾キャプテンは即答した。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/90b88cfe8f5d42fe864300471dc73927/AE0I9222.JPG" alt=""><br><br>「入場から退場まで、出場者全員の動きがそろっていることです。団体戦で勝つためにも必要ですが、見ている人に“きれいだ”と思ってもらえるような姿勢を意識しています。」<br><br>息の合った動きは、チームの結束力の証。その意識が弓道にも反映されている。<br></p><h4 id="h86e5575285">新人戦から九州大会へ――経験が力に</h4><p>新人戦では団体優勝を逃したが、その反省から大きな成長があったという。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/3583ccdfac8f47658ded22f47bac45eb/AE0I9221.JPG" alt=""><br><br>「試合の待ち方や集中の仕方など、ばらばらだった部分を見直して、チームで同じ方向を向けるように取り組みました。」<br><br>その成果は、九州大会でライバル・早稲田佐賀に勝利しての第3位入賞という形で現れた。<br>「緊張の糸を張るときと緩めるときのバランスを、全員が意識できたのが良かったです。でも、まだ突き詰められる部分はあったと思います。悔しさもあるけど、それも成長の手ごたえです。」</p><h4 id="hb4051cb7e6"><br>高校総体へ――「負けない弓道を」</h4><p>最後に、総体への意気込みを聞いた。<br>「チームとして“負けない弓道”をしたい。相手よりも1射でも多く的に当てる。それができるように、自分たちの弓道を出し切ります。」<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/39a428188d1743ea854eb5759c3d42b2/03668a8358fc4fa3813a29a1c78d6c6f/AE0I9218.JPG" alt=""></p>

いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。

各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。高校総体を目前に控えた鹿島高校男子弓道部。圧倒的な選手層と実力で注目を集めるチームを率いるのは、3年生キャプテン・松尾選手。静かに背中で引っ張るリーダーとしてチームをまとめる彼に、チームの目標や大会への思いを聞いた。

「全国優勝」と「人としての成長」を目指して　鹿島高校男子弓道部・松尾凌大主将が語る

<p>　9月5日(木)から始まったSAGA2024国スポ。10月7日(月)は、ウエイトリフティング・バドミントン・弓道・アーチェリーなど16競技が行われた。本記事では佐賀県勢の活躍を紹介する。<br><br>　自転車競技では、男子4kmチーム・パーシュートで第4位に入賞。ゴルフ競技では、藤井太己選手が成年男子個人で第5位に入賞した。<br><br>　弓道競技では、少年女子が近的で優勝。佐賀にこの競技初めての金メダルをもたらした。また、少年男子は第7位入賞を果たした。</p><h4 id="h97911a71a8">弓道＜少年女子近的決勝＞</h4><p>佐賀	　7	ー	6　愛媛<br>林	1中		　　井門　2中<br>山口	　2中		　三好　2中<br>野中	　4中		　眞鍋　2中</p><h4 id="hc53494af62">弓道＜少年男子近的5～8位決定戦＞</h4><p>第5位	鹿児島	<br>稲本　2中<br>鎌田　2中<br>横山　2中<br>第6位	宮城	<br>茄子川　2中<br>金來　2中<br>齋藤　1中<br>第7位	佐賀	<br>真名子　2中<br>川下　1中<br>蒲地　1中<br>第8位	富山	<br>浦田　2中<br>釣　2中<br>宮崎　0中<br><br>　レスリング競技では、4つの金メダルと1つの銅メダルで計5つのメダルを獲得。鳥栖工業の選手が躍動した。<br>レスリング＜少年男子グレコローマンレスリング55kg級決勝＞<br>中島　拓摩 佐賀(鳥栖工高) ◯ -  	本多　正虎 静岡(飛龍高)<br>Tスペリオリティー 2分2秒<br>レスリング＜少年男子グレコローマンレスリング60kg級決勝＞<br>前田　太晟 佐賀(鳥栖工高) ◯ 2ー0  伊藤　優隼 京都(丹後緑風高)<br>レスリング＜少年男子グレコローマンレスリング71kg級準決勝＞<br>小菅　慶士 静岡(飛龍高) ◯ 7ー3  三浦　修矢 佐賀(鳥栖工高)<br>レスリング＜成年男子グレコローマンレスリング97kg級決勝＞<br>角　雅人 佐賀(自衛隊) ◯ -  塩川　貫太 長野(泉小教)<br>Tスペリオリティー 1分10秒<br>レスリング＜成年男子グレコローマンレスリング130kg級決勝＞<br>仲里　優力 佐賀(SAGAスポーツピラミッド) ◯	  8ー1  小畑　詩音 宮城(新日本プロレスリング)<br><br>10月7日終了時点で天皇杯は佐賀県が第2位、皇后杯は第5位となっている。<br><br>　次回は10月8日(火)。高等学校野球(硬式)・ウエイトリフティング・バドミントン・弓道・など14競技が行われる。</p>

　9月5日(木)から始まったSAGA2024国スポ。10月7日(月)は、ウエイトリフティング・バドミントン・弓道・アーチェリーなど16競技が行われた。本記事では佐賀県勢の活躍を紹介する。

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