【新人戦 バスケットボール 佐賀 】佐賀清和 女子バスケットボール部 貞松大 監督

2年前のウィンターカップ予選で佐賀県の頂点に立った、佐賀清和高校女子バスケットボール部。
しかし、ここ数年はあと一歩届かず、県大会優勝から遠ざかっている。
その中で迎えた、新人戦(SSPフレッシュシリーズ 2025)。
これまでの試合で、すでにベスト4が出そろっており、明日1月24日(土)から始まる決勝リーグにて優勝が決まる。
再び頂点を目指す佐賀清和は、どんな思いでこの大会に臨んでいるのか。
かちスポでは、チームの指揮を執る貞松監督に、チームづくりの変化と、今大切にしている考え方を聞いた。
貞松大 監督
「変わったのは、練習よりも“人”」
「練習の内容自体が、大きく変わったわけではありません」
貞松監督は、この3年間をそう振り返る。
これまで積み重ねてきた練習のベースを大切にしながら、学年が変わり、人が入れ替わる中で、チームの役割や雰囲気も自然と移り変わってきた。
試合経験の多い代もあれば、これから経験を重ねていく代もある。
置かれた状況が少しずつ変わる中で、選手一人ひとりに寄り添い、その成長をより丁寧に見つめるようになったという。
「考えすぎず、シンプルに」
指導において、今意識しているのは“シンプルさ”だ。
以前は、うまくいかない場面に直面すると、どうにかしようと考えすぎてしまうこともあった。
あれもこれもと積み重ねることで、かえって難しくしてしまう。そんな自分自身を見つめ直した。
「障害物があったら、避けるんじゃなくて、どかす」
遠回りをするのではなく、正面から向き合う。
困難から目を背けず、まずは立ち向かう。その姿勢を、日々の関わりの中で選手たちに伝えている。
一人ではなく、チームで向き合う
現在は、アシスタントコーチと密に連携しながらチームづくりを進めている。
練習の意図や、選手への伝え方を事前に共有し、スタッフ全体で同じ方向を向くことを大切にしている。
「一人では見えないものも、複数の視点があれば気づける」
指導を分担することで、選手やチームをより立体的に捉えられるようになったという。
試合や練習を通して会話を重ね、選手が何を感じ、どう前に進もうとしているのかを大切にしている。
教え子たちが、原動力
指導者としての原動力は、これまで関わってきた教え子たちの存在だ。
卒業後も顔を出してくれる姿や、「あの3年間が今につながっている」という言葉が、何よりの支えになっている。
「勝ち負けだけじゃない価値が、そこにあると思っています」
ーーー再び、頂点へ。
かつて県を制したチームは、今も歩みを止めていない。
障害を避けず、向き合う。その姿勢を胸に、佐賀清和は再び頂点を目指す。
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