【佐賀県高校バレー選手権特集】Part1 佐賀商業高校バレーボール部 部長 中尾選手「1戦1戦全力で戦う」

11月4日(土)に開幕する第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会佐賀県予選会。今回紹介するのは佐賀商業男子バレーボール部。
春高をかけた戦いでは、これまでに30回の優勝を果たし、全国の舞台で戦ってきた伝統高。しかし、現在は佐賀学園が5連覇中とオレンジコートから遠かっている。
今年に入ってからは、1月の新人戦では決勝で敗れたものの、4月の九州総合予選、5月の県総体で優勝し、インターハイでは全国ベスト16まで進出。5年ぶりの春高出場を狙う。
今回は、佐賀商業男子バレーボール部の部長と監督にインタビューを行った。
全二回のうち、第一弾となる本記事では「チームのために」を常に1番に考える部長の中尾選手に迫る。
部長 中尾教人 選手
ーー春高予選まで1週間を切りました。チームの雰囲気はどうですか。
だんだん上がってきていると思います。10月に入って体育祭があったんですけど、その辺りは練習試合でも勝てなくて良くなかったです。最近は取り戻してきていると思います。
ーー今年は新人戦でフルセットで佐賀学園に敗北したものの、九州総合予選、高校総体と優勝しています。この3大会を振り返るとどうですか。
新人戦の時は単純に体力不足があったのかなと思います。練習をするにつれて体力がついてきたということと、自分達で悪いところ、足りないところを探してできていたから九州総合予選と総体では勝つことができたと思います。
ーーインターハイでは2勝を上げ、決勝トーナメント3回戦で第4シードの習志野(千葉)に敗北。ベスト16という結果でした。練習試合も含めて県外の強豪チームとの対戦経験を積んで、出てきた課題や収穫を教えてください。
全国に入ってから今まで戦ったことのない相手と初めて試合をする経験は貴重でしたし、習志野戦で学んだのは、身長が高くなくてもできることのレベルがすごく高くて、身長が高いだけじゃなくそれ以外のところでも負けたなと思いました。まだまだもっとやれるなと思うことができた試合でした。
ーー春高。高校バレーの集大成です。これまでの部活動を振り返って、一番強く印象に残っていることを教えてください。
去年の春高です。ここ10数年の中で初めて県の決勝に行けなくて、先輩たちが悔しがっている姿を見て、「こんなに悔しい思いはしたくない」という思いがあって新チームになりました。選手同士でぶつかることもあったんですけど、乗り越えてこれたので良かったと思います。
ーー佐賀商業は現在春高予選で30回の優勝をしている伝統高ですが、プレッシャーは感じますか?
いや、プレッシャーよりも楽しみの方が大きいです。
ーーポジションを転向し、リベロとして、部長として挑む集大成となります。どのようにチームを導いていきたいですか。
緊張すると思いますけど、思い切って、今までやってきたことを信じてやりきりたいと思います。
ーー最後に、この大舞台にかける意気込みをお願いします。
ここ数年負け続けているので、佐賀商業の伝統を取り戻したいという気持ちを持っています。1試合目から全力で。1戦1戦勝ち上がって、自分達の調子が良くても悪くても勝てるように頑張ります!
佐賀商業の初戦は11月4日(土)10時30分から多久高校と対戦する。会場は多久高校。
本特集の第二弾では佐賀商業を率いる中村監督にインタビューを行った。第二弾も本日公開!乞うご期待!
株式会社WIDE - 永石恒陽