【佐賀 総体 ソフトテニス 団体】佐賀清和を悲願の王座奪還に導いた立役者、2年生ペア原田・諸岡選手とチームを牽引した主将、髙市選手に優勝インタビュー。

5月31日、SAGAサンライズパークテニスフィールドで行われた令和8年度第64回佐賀県高等学校総合体育大会ソフトテニス競技女子団体で、佐賀清和高校が優勝を果たした。
決勝では昨年敗れた嬉野高校とのライバル対決を制し、見事王座を奪還。勝負の行方が託された3番勝負では、2年生の原田・諸岡ペアが激戦を制し、チームを頂点へ導いた。
試合後、主将の髙市絆選手、そして優勝を決めた原田渚選手、諸岡末采選手に話を聞いた。
■ 主将が信じた後輩たち
キャプテンとしてチームを引っ張る髙市選手
「すごく嬉しいです」
優勝の瞬間を迎えた髙市主将は、安堵した表情を見せた。
決勝の嬉野戦。髙市自身は敗れ、勝負の行方は3番勝負へと委ねられた。
それでも、主将の心に迷いはなかった。
「二人ならできると思って、原田と諸岡を信じて見ていました」
2年生ペアへの信頼は絶大だ。
「すごく信頼しています。普段からよく喋るので、二人ならやってくれると思っていました」
主将が託した思いに、後輩たちが応えてみせた。
■ ぶつかり合いながら築いたチーム
髙市ら3年生が軸となって戦ってきた今シーズン。
「まずは3年生がまとまることを大事にしてきました。そこを軸にしてチーム全体で頑張ろうと話してきました」
キャプテンとして、自らの姿勢にもこだわってきた。
「キャプテンだからこそ戦力にならないといけないし、表情や声掛け、練習への向き合い方など、後輩にマイナスな姿を見せないように意識してきました」
順風満帆だったわけではない。
「壁にぶつかることが本当に多くて、3年生同士でぶつかることもありました」
それでも、顧問の中村先生の支えもあり、チームは一つになった。
「中村先生に助けてもらいながら、3年生全員でまとまって乗り越えることができました」
■ 大一番で決めた2年生ペア
決勝の3番勝負。原田・諸岡ペアは3-0とリードしながらも、そこから2ゲームを奪われる苦しい展開となった。
「簡単なミスをせず、とにかくラリーを長く続けることを意識しました」
原田は冷静に試合を振り返る。
粘り強いストロークを見せた原田選手
鋭いサーブで試合の主導権を握った諸岡選手
一方の諸岡は、勝ちたい気持ちが強くなりすぎていたという。
「自分のミスが増えてしまっていました。でも、6ゲーム目に入る前にペアが明るい声掛けで笑わせてくれたので、自分らしいプレーをすることができました」
その笑顔と声掛けが、苦しい流れを断ち切った。
また、2ゲームを連取された場面では、ベンチからも後押しがあった。
「2人で声を掛け合ってプレーするようにと言われました」
監督のアドバイスを受け、再び前を向いた原田・諸岡ペア。最後まで粘り強く戦い抜き、チームに優勝をもたらした。
■ 支えてくれた人への感謝
髙市は、これまで支えてくれた人たちへの感謝を口にした。
「本当にこの総体まで支えてくださってありがとうございました」
原田は、先生や部員、OG、家族への思いを語る。
「みんなで一つになって頑張ったからこそ優勝できたので、恩返しをしたいです」
諸岡もまた、仲間たちの存在の大きさを感じていた。
「試合中もそうでない時も、いつも明るく励ましてくれて本当に感謝しています。インターハイで上位に入り、結果で恩返ししたいです」
■ 九州、そしてインターハイへ
県王者となった佐賀清和の挑戦はまだ終わらない。
髙市は「九州大会では団体優勝、インターハイでは団体ベスト8を目指して、全員で頑張っていきたい」と力強く語った。
原田も「上位を目指して、一つでも多く勝てるように頑張ります」と前を向く。
そして諸岡は、佐賀清和らしさを忘れない。
「清和らしく、明るく元気に、みんなで協力しながら一試合一試合勝っていきたいです」
3年生が築き上げてきたチームを、2年生ペアが勝負どころで支える。
学年の垣根を越えて一つになった佐賀清和。
昨年の雪辱を果たし、再び県の頂点へ返り咲いた王者の挑戦は、九州、そして全国へと続いていく。
この大会で優勝した佐賀清和高校は、7月31日(金)より京都府で行われるインターハイ「夢へ躍進 青春の夏 近畿総体 2026」に出場する。
双子らしい息のあったプレーで勝利した 髙瀬・髙瀬ペア
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