【2025 SSPフレッシュシリーズ・テニス】佐賀県新人大会 優勝インタビュー 男子ダブルス 鳥栖高校 小山将生選手・菊池真之介選手

鳥栖高校の小山将生選手と菊池真之介選手ペアが男子ダブルスで見事優勝を果たした。決勝では同校対決となり、普段ともに戦う仲間との厳しい戦いとなったが、冷静に自分たちのプレーを貫いた。
全国の舞台を見据える二人に、今大会の手応えと今後の意気込みを聞いた。
「同校対決でも、自分たちらしく」小山・菊池ペアが見せた冷静な対応と成長
決勝戦で実現した、鳥栖高校同士による“同校対決”。普段は団体戦としてともに戦う仲間との対戦に、特別な緊張感が漂った。
「正直、それまでの内容を見た感じでは“少し余裕があるかも”と思っていました。でも、実際にコートに立ってみると、(相手のペアが)ダブルスとしてすごく成長していて。少し気持ちの面で揺れそうになったけど、相手が仲間かどうかに関係なく、いつも通りのプレーに集中することができました。」
同じチームメイトとの対戦にも“特別視しない”強さが、ペアとしての完成度の高さを感じさせた。
準決勝、追いかけられる展開をどう断ち切ったか
試合中盤以降は相手に押され、苦しい時間帯もあった。
「インターハイのときは別の人と組んでいたんですけど、悪い流れになったときに戻せなくて負けた悔しい経験がありました。だから今回は、そうならないように、ふたりでしっかり話して、雰囲気を立て直そうとしました。」
無理に流れを変えようとするのではなく、「プレーを楽しむこと」を心がけたという。
「楽しもうって気持ちでプレーしていたら、自然と良い流れが戻ってきて、最後はしっかり締められました。」
「決勝で、あの二人とやりたい」 隣コートの熱量が刺激に
準決勝中、二つ隣のコートでは決勝の相手となる中尾・江崎ペアが大きな声で盛り上がっていた。その様子
は、彼らにとっても刺激になっていた。
「あの二人が元気なのは、いつも通りって感じでした(笑)。でも、準決勝を勝って、あの二人と決勝でやりたいという気持ちが強くなりました。」
仲間であり、ライバルでもある存在が、またひとつ彼らを前進させた。
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