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【新人戦2026 注目チーム特集】 男子ハンドボール 佐賀清和 井上瑠唯主将・佐藤昂太選手

配信:
2026/9/21 8:18:36
取材:
2026/9/12 8:00:00
【新人戦2026  注目チーム特集】 男子ハンドボール 佐賀清和 井上瑠唯主将・佐藤昂太選手
SSPフレッシュシリーズ佐賀清和高校ハンドボール

「昨年を超える」ために。佐賀清和ハンドボール部、新チームで挑む新人戦
新チームとしての初陣となるSSP新人戦を目前に控える佐賀清和高校ハンドボール部。

昨年は中学・高校などから競技を続けてきた経験者が多かった一方、今年のチームは高校からハンドボールを始めた選手が多く、メンバー構成も大きく変わった。2年生12人、1年生7人、マネージャー2人。経験者はわずか5人という新たなチームで、まず掲げるのは「新人戦優勝」。その先に見据えるのは、先輩たちが届かなかったインターハイベスト16という舞台だ。

新チームを率いる主将・井上瑠唯選手と、高校から競技を始めながらエースを任される佐藤昂太選手。
それぞれの立場から、佐賀清和ハンドボール部の今後の意気込みを聞いた。


【主将】井上瑠唯選手


声でチームを動かす。先輩たちの悔しさを胸に、新人戦優勝へ

「まずは新人戦で優勝したいです」

新チームの目標を尋ねると、井上選手は迷いなく答えた。

昨年のチームとの大きな違いは、経験者の人数だ。昨年は小学校や中学校からハンドボールを続けてきた選手が多かったが、現在のチームで競技経験があるのは2年生4人、1年生1人。高校から競技を始めた選手が中心となっている。

だからこそ、現在チームが力を入れているのが「基礎」だ。

「まだチーム全体として基礎が固まっていないので、基礎を徹底することを重視しています」

新人戦までに仕上げたいのは、ディフェンス。そして、そこから生まれる速攻だ。

「ディフェンスからの速攻の精度を、昨年よりも高めたいです」

攻撃では、チームの武器であるロングシュートを生かす。1対1で相手を引きつけ、空いたスペースからシュートを狙う。相手が前に出てくれば、今度はポストへボールを落とす。

シンプルだからこそ、徹底する。そんなチームのスタイルを、新人戦までに形にしていく。

「一番声を出せる」主将

井上選手が主将に選ばれた理由は、「一番声を出せるから」

もともと、ふざけたりして周囲を盛り上げることが多いキャラクターだったという。しかし、声を出すことを意識するようになった背景には、昨年のインターハイでの経験がある。

「3年生がインターハイで負けたとき、自分はベンチにいて、悔しい思いをしました」

その悔しさが、今の井上選手を動かしている。

現在のチームには、まだ全員が声を出せていない場面もある。選手一人ひとりのモチベーションにも差があるという。

だからこそ、主将として自分から声をかける。

チームをまとめるために、特別な言葉を用意するのではない。

まず自分が声を出す。

それが、井上選手なりの主将としての役割だ。

小さな体を、武器に変える

個人として磨いているのは、自分のスピードを生かしたプレー。

身長が高くないからこそ、フェイントやディフェンスの間を抜くシュートで得点を狙う。

「自分のスピードを生かしたプレーで、速攻から多くの得点を取りたいです」



チームとしてはロングシュート、個人としてはスピード。

それぞれの武器を組み合わせながら、佐賀清和らしいハンドボールを作り上げていく。

そして、その先にあるのがインターハイだ。

昨年の3年生が果たせなかったベスト16。

「昨年の3年生がかなえられなかった、ベスト16進出を目指したいです」

まずは新人戦。

「接戦になっても構わないので、まずは優勝することだけを意識して取り組んでいきたいです」

新チームを率いるキャプテンとして、高みを目指して前進する。




【注目選手】佐藤昂太選手


バレーからハンドボールへ。1年で「初心者」からエースになった男

中学校ではバレーボール部

ハンドボールを始めたきっかけは、「楽しそうだったから」。

特別な理由があったわけではない。

そんな佐藤選手が、ハンドボールを始めて約1年。

今ではチームのエースを任されている。

「最初はルールや基礎的なことがまったく分かりませんでした」

経験者や推薦で入った選手たちに比べ、自分は遅れている。

そう感じて、焦った時期もあった。

それでも、仲間と一緒に練習を重ねてきた。

そして今、コートで任されているのは「エース」という大きな役割だ。

高校から始めたからこそ、分かること

ハンドボールを始めて最初に感じたのは、フィジカルの重要性だった。

バレーボールではそこまで意識していなかった身体の強さ。しかし、ハンドボールでは激しい接触がある。

「フィジカルを鍛えなければいけないと感じました」

競技を始めて1年。

壁にぶつかったのは、やはりフィジカルだった。

それでも、バレーボールで培った経験が生きている部分もある。

ジャンプしてからボールを打つ動きだ。

ハンドボールでも、ジャンプからすぐにシュートを打つ動きには、バレーボールの経験が生きているという。

初心者だった自分だからこそ、できるようになったことの一つひとつが実感できる。

そして今は、自分がかつて分からなかったことを、1年生に教える側にもなった。

「自分がハンドボールを始めたときにつまずいた部分を思い出しながら、1年生にも教えるようにしています」

教えることで、自分自身の成長も振り返ることができる。

わずか1年前には「何も分からなかった」選手が、今では後輩を支える存在になっている。


「ここぞ」で決めるエース

佐藤選手が任されるエースの役割は、ここぞという場面で得点を取りにいくこと。

相手のディフェンスが下がっていればシュートを狙い、前に出てくればパスを選択する。

そのために、練習中から意識しているのが「判断の速さ」だ。

「シュートを打つのか、相手が前に出てきたらパスをするのか。判断を速くするために、普段から考えながらプレーしています」

ただシュートを打つだけではない。

相手を見て、考えて、選択する。

その積み重ねが、エースとしてのプレーにつながっている。

そして、もう一つ大切にしているのが声だ。

3年生が引退し、チームの雰囲気はまだ十分に良くなっていない。

だからこそ、自分から声を出す。

「味方が得点を決めたときに、みんなで声を出すような雰囲気にしたいです」

佐藤選手自身、得点を決めたときに仲間が盛り上がってくれる瞬間が、一番楽しいと話す。

自分が感じたあの喜びを、今度はチーム全体で。

それが、新人戦までに作りたいチームの姿だ。

「1点でも多く」

今シーズン、佐藤選手が掲げる目標は明確だ。



先輩たちがインターハイで残した結果を超えること。

そして、エースとして誰よりも得点を取ること。

「ほかのチームの選手よりも、1点でも多く得点を取りたいです」

新人戦で見てほしいのは、スピードとロングシュート。

高校から始めたハンドボール。

最初はルールも基礎も分からず、経験者との差に焦りを感じた。

それでも、仲間と練習を重ね、今ではチームの得点を背負う存在になった。

その1年間の成長が、コートの上でどんなプレーとして表れるのか。

新人戦では、佐藤選手の「1点」に注目したい。

経験者中心だった昨年から、初心者が多いチームへ。

メンバーが大きく変わった佐賀清和ハンドボール部は、今まさに新しいチームを作っている途中だ。
ディフェンス、基礎、チームの雰囲気。まだ完成していない部分も多い。

だからこそ、新人戦はこのチームがどこまで成長したのかを確かめる舞台にもなる。

主将として声でチームを動かす井上選手。高校から競技を始め、今ではエースとして得点を狙う佐藤選手。

立場も歩んできた道も違う2人だが、目指している場所は同じだ。

まずは新人戦優勝。そして、その先にはインターハイでのベスト16という目標が待っている。
「接戦になっても構わないので、まずは優勝する」
「相手にしっかりと点差をつけて優勝したい」

2人が口にしたのは、どちらも優勝への強い思いだった。

新人戦のコートで、佐賀清和がどんなチームへと変わった姿を見せるのか。

「昨年を超える」ための、新たな挑戦が始まる。

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株式会社WIDE -

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