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【新人戦2026 注目チーム特集】 ハンドボール女子 佐賀清和高校  石田芽乃花選手にインタビュー!

配信:
2026/10/30 9:00:00
取材:
2026/10/2 6:30:00
【新人戦2026  注目チーム特集】 ハンドボール女子 佐賀清和高校  石田芽乃花選手にインタビュー!
SSPフレッシュシリーズ佐賀清和高校ハンドボール

SSPフレッシュシリーズ(新人戦)のハンドボール競技に向け、佐賀清和高校女子ハンドボール部が新チームで練習を重ねている。

高校から競技を始めた選手が多い中、チームが力を入れているのは基礎の徹底だ。パスを出す位置や走る速さといった細かな部分を確認し、ポジション同士の連係からシュートへつなげる攻撃を磨いてきた。
その中心に立つのが、高校からハンドボールを始め、現在は主将を務める石田芽乃花選手。けがで練習に参加できない時期もあったが、その時々で自分に必要なことを考え、基礎から一つずつ取り組んできた。

かちスポでは石田選手にインタビュー。初心者の多い新チームが積み重ねてきた練習や、主将として大切にしている声掛け、そして新人戦優勝への思いを聞いた。


佐賀清和高校 石田芽乃花選手


基礎からつくる、新チームの攻撃

新チームになって増えたのが、パスを中心とした基礎練習だ。
高校からハンドボールを始めた選手が多く、練習では最初のパスから攻撃がつながらないこともあるという。そのため、すぐに実戦形式へ移るのではなく、まずはボールを正確に運ぶための動きを繰り返している。
「初心者が多くて、最初のパスからつながらないことがあります。4対4などをする前に、基礎練習が増えたところが変わったと思います」

新人戦に向けて力を入れてきたのが、ポスト、センター、45度の選手による連係だ。
「ポストとセンター、45度の選手でパスを回して、つないだパスから、どうやってシュートを受けるのかを練習してきました」
一人が仕掛けて終わるのではなく、複数の選手が動きながらボールをつなぎ、より良い形でシュートへ持ち込む。そのためには、パスを出す位置や受けるタイミング、ボールを持っていない選手の走り方まで合わせなければならない。

一つのパスだけを見れば、小さなプレーかもしれない。しかし、その精度が次の動きを生み、最後のシュートにつながる。
経験の差を一気に埋めようとするのではなく、まずは目の前のパスを確実につなぐ。佐賀清和高校は、攻撃の土台から新チームをつくり上げている。

仲間との近さを生かした主将像

高校からハンドボールを始めた石田選手。主将を任された理由について、自身では仲間からの信頼が大きかったのではないかと考えている。
「キャプテンとしての自信はあまりないんですけど、みんなから信頼されていると思います。相談もしてくれますし、みんなが話し掛けてくれます」
普段は仲間とふざけたり、笑い合ったりすることも多い。先輩たちから続くチームの明るさは、新体制になっても変わっていないという。
「一人一人が仲良くて、みんなでわちゃわちゃしています」
明るく親しみやすい関係がある一方で、練習では主将としてチームをまとめなければならない。石田選手が意識しているのは、大きな言葉で全体を動かすことよりも、目の前のプレーで気付いた部分を具体的に伝えることだ。

「パスを回し合う基礎練習があるんですけど、そのときの走る速さやパスの位置など、細かいところを言っています」
パスを出す位置が少しずれれば、受け手の次の動きが遅れる。走る速さがそろわなければ、攻撃のリズムは崩れてしまう。
初心者が多いからこそ、細かな部分を曖昧にしない。それでも、一方的に指示するのではなく、仲間が相談しやすい関係は保ち続ける。
普段の距離の近さを、コート上での声の届きやすさに変える。それが、石田選手がつくろうとしている主将の形だ。


けがを通して培った分析力

新人戦までの道のりは、決して順調なものではなかった。
石田選手自身、けがが重なり、練習に参加できない時間が多かったという。
「自分自身、けがが多くて、練習に参加できないことが多くありました」
仲間が実戦練習を重ねる中で、同じようにコートへ立てない時期が続く。それでも、できないことばかりに目を向けるのではなく、その時点で自分に必要なものを考えた。
「基礎練習から始めて、自分に今、何が必要なのかを考えて練習しました」
焦って先へ進むのではなく、一度基礎へ戻る。今の自分にできる練習を見つけ、不足している部分を一つずつ補ってきた。

その経験は、基礎からチームをつくっている現在の新体制とも重なる。すぐに完成を求めるのではなく、今必要なことを見極めて積み上げていく。その姿勢が、石田選手自身の成長と、新チームの歩みを支えている。
目指しているのは、仲間がつないだボールを確実に得点へ変えられる選手だ。
「パスをもらったら、全部決められるくらい、力とジャンプ力を付けたいと思います」
仲間が動き、パスをつなぎ、最後に生まれたシュートの機会。その一本を決め切るために、力強さとジャンプ力を身に付ける。
けがで思うように動けなかった時間も、自分の現在地を見つめ直す機会に変えた。基礎から積み上げてきたものを、今度はコート上の結果として示そうとしている。

一本のシュートを全員の喜びに

石田選手が感じるハンドボールの魅力は、得点が決まった瞬間にある。
「ほかのスポーツよりルールは難しいと思います。でも、点が決まったときのみんなの喜び方や応援の仕方など、楽しめる部分が多いです」
シュートを決めた選手だけではなく、そこまでパスをつないだ仲間や、ベンチから声を送る選手も一緒になって喜ぶ。一本のシュートが、チーム全体を勢いづけていく。

新人戦では、そのシュートに注目してほしいと話す。
「まだ未熟な部分は多いんですけど、みんな運動能力が高いと思うので、一人一人のシュートに注目してほしいです」
経験の浅さは残っている。それでも、一人一人が持つ身体能力は、新チームの可能性でもある。
基礎練習でパスの精度を高め、ポジション間の連係からシュートの機会をつくる。最後は、それぞれの力やジャンプ力を生かしてゴールを狙う。
石田選手が掲げる新人戦の目標は力強く、
「優勝を目指して頑張ります」

一つのパスをつなぎ、次の動きを生み出す。その積み重ねから一本のシュートをつくり、決まった瞬間には全員で喜ぶ。
先輩たちから受け継いだ明るさと、基礎から積み上げてきた連係を力に変え、石田選手が率いる佐賀清和高校女子ハンドボール部が新人戦の頂点を目指す。

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株式会社WIDE -

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