【2025 バスケ ウインターカップ佐賀予選 決勝】 “全国で1勝を”佐賀北を頂点に導いた主将の思い。

11月2日(日)、SAGAアリーナにて第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会佐賀県大会決勝(ウインターカップ佐賀県予選)が開催された。
選手権予選は1発勝負のトーナメントで行われるため、各学校が最後の集大成として自分たちの意地をぶつけ合った。激しい戦いをくぐり抜け決勝の舞台に姿を見せたのは、この夏も優勝し、2年連続でのウインター出場を狙う佐賀北高校とリベンジに燃える佐賀清和高校。
たくさんの歓声を浴びながら始まった決勝戦は、序盤佐賀清和が3点シュートを決めて流れを掴むと相手に攻め込む展開に。しかし佐賀北もそこからスピードで躍動し前半終了時点でスコアは佐賀北38-39佐賀清和と両者一歩も譲らない戦いになる。後半、シーソーゲームで流れた試合を制したのは「最後まで全員の気持ちが切れなかった」と佐賀北。佐賀清和を一歩突き放し佐賀北77-71佐賀清和で佐賀北が2年連続10回目の優勝に輝いた。
かちスポでは、優勝した佐賀北高校の主将、森昊海選手にインタビューを行った。
ーーー優勝した今の率直な気持ちを教えてください。
前半結構相手のシュートが入って苦しい展開が多くて、今までだったらそれで自分たちの集中が切れて試合が相手のペースのまま終わることとかが多かったんですけど、自分たちの気持ちをしっかり揃えて試合に出た人が流れを変えるようなプレーをして、最終的に勝つことができたので良かったです。
ーーー第1クォーターで結構打ち込まれて、リードを許す場面も多く修正も必要になる展開だったと思いますが、監督や仲間と具体的にどんな話をしましたか?
相手のシュートの時に気を付けることと、あとはここで集中を切らさずにこれから頑張っていこうみたいな話をして入りました。
ーーー夏のチャンピオンとして迎えるウインターカップでしたが相手の佐賀清和に対して練習等で特に何を強化して準備していましたか?
相手センターのプレイヤーに対して全員でちょっとずつ助け合いながらプレーすることと、相手の強いプレッシャーに対して引かずに強くボールをもってプレーすることを直前まで修正して試合に臨みました。
ーーー3年間の集大成としてSAGAアリーナで試合を迎えて色々な人が見に来てたと思いますが、プレッシャーがあったのかそれとも楽しんでできたのか、そういった心境面を教えてください。
プレッシャーもあったんですけど、このような良い会場とか環境でできることとか今までやってこれたこととかに感謝して目一杯楽しもうという気持ちで試合をしました。
ーーーいよいよ全国に向かっていくわけですが、全国の強豪相手にどういったところを強化・修正していきたいか、あれば教えてください。
全国ではもっと相手のフィジカル面とかが強かったりとか、今回の決勝でもあったようにリバウンドをとられる場面があったりとかで足りてない部分があると思うし、外のシュート力をもっと一人一人が上げて去年からウインターカップインターハイに出場しているけど1勝もできていないので、今年こそは1勝したいです。
ーーー最後にウインターカップでも通用するであろう佐賀北の強みを教えてください。
今回はあまりなかったんですけど、1人1人の1対1でのプレッシャーとかみんながドライブができて外が打てるところとかがすごく強みですし、今までもそうだったけどトランジションのオフェンスとかすごい強みだと思うので、そこをもっと強化して全国でも通用できるように仕上げていきたいです。
優勝した佐賀北高校は、12月23日(火)に東京体育館/京王アリーナTOKYOで開幕されるSoftBankウインターカップ2025に出場する。
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第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会佐賀県大会(女子)
第1位 佐賀県立佐賀北高等学校
第2位 佐賀清和高等学校
第3位 佐賀県立佐賀東高等学校
第3位 佐賀県立佐賀商業高等学校
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