【佐賀 総体 2024 注目チーム サッカー】龍谷高校 サッカー部 監督 太田恵介 先生「自分たちのサッカーを表現したい」

2024年5月に開幕する佐賀県高等学校総合体育大会(高校総体)で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回取材したチームは、新人戦ではベスト4とあと一歩のところで惜しくも敗れたが、総体でリベンジを狙っている龍谷高校サッカー部。
そんな龍谷高校、意外にも総体での優勝経験はない。悲願の優勝に向けて、1からチームを見直し、今までとは違う龍谷サッカーで頂を狙う。
本記事では、監督としてチームを指揮する太田恵介先生の総体にかける思いに迫る。
「献身さ」を持つチーム
龍谷サッカーの強みは、球際や切り替えの早さといった基本的な技術が確立されていることである。実際に取材班が向かった新人戦でも強度を持った守備が展開されていたため、その言葉にも頷ける。
さらに今年のチームは「献身さ」があると太田監督は語る。チームのために戦う、チームのために走る、そういった「チームワーク」の部分が今年のチームの強みとなってくるようだ。
監督から見たキャプテン
太田監督は主将である中村太郎選手について、「日常ではすごく優しい子だが、テクニカルで、ゲームを落ち着かせることもできる選手」と語った。中村主将は現在怪我をしているが、練習中も自分のことだけでなくチームのために献身的に引っ張る姿に監督の信頼も厚いようだ。
「龍谷サッカー」を魅せる
悲願の優勝を目指す中、「自分たちがやっていることをピッチの上で表現する、自信をもってプレーするというところが課題となっている」と太田監督は語る。大学生とも練習試合をするようになり自分たちがやらないと勢いでゲームを持っていかれてしまうと気づいたことで、「自分たちでやる」という力が、今ついてきているのだそう。総体では「龍谷サッカー」を存分に魅せる試合が期待される。
総体への思い
太田監督は「優勝するのはもちろんだが、優勝するために必要なこと、ただ結果だけではなくてそのプロセスも大切にしたい」と語った。選手たち自身に主体性を持たせるために、監督やスタッフがサポートしていく。結果と過程、どちらも大切にする監督の存在が選手たちを成長させる要因の一つだろう。
株式会社WIDE - 山口修平