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【2025 佐賀 総体へ向けて】「全員で勝利をつかむ」総体優勝を目指す致遠館高校女子テニス部の挑戦

配信:
2025/4/16 6:00:00
取材:
2025/4/15 8:00:00
【2025 佐賀 総体へ向けて】「全員で勝利をつかむ」総体優勝を目指す致遠館高校女子テニス部の挑戦
高校総体致遠館高校テニス

いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。
各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。

女子テニスで注目を集めるのが、致遠館高校女子テニス部。昨秋の新人戦では強豪・鳥栖商業を破って準優勝を果たし、大きな手応えをつかんだ。
「総体での優勝」を目標に掲げ、チーム一丸となってこの夏に挑む彼女たちに、その強さの理由と、最後の大会に懸ける思いを聞いた。

「総体で優勝」――チーム全員で掲げた目標

新チームが始動し、迎えた新人戦の準決勝でライバルの鳥栖商業に勝利。決勝では佐賀商業に敗れたが、準優勝に輝いた。
「新人戦では準優勝という結果でした。その後にみんなで話をして総体では優勝を目指すと決めました。」と語るのは、部長の佐藤めぐみさん。
チームで話し合い、目標を「総体優勝」と定めたその瞬間から、すべての努力はその一点に向けられている。

強敵・鳥栖商業に逆転勝利――チーム力が光った準決勝

新人戦準決勝では、近年佐賀県内で優勝争いを続ける鳥栖商業との対戦。先に2本を奪われ、あと1本で敗退という瀬戸際の場面からの逆転劇は、今もチームの誇りとなっている。

「崩れそうな場面でも全員で気持ちをひとつにできた。チーム力と、個々のメンタルの強さが勝因だったと思います」と佐藤さんは振り返る。

プレー中は真剣勝負、オフは仲良し――“メリハリ”がチームの土台

致遠館高校女子テニス部の特徴は、競技中の真剣さと日常の仲の良さの“メリハリ”だ。
「コートに立てば本気でぶつかり合いますが、部活外ではとても仲が良い。そうした切り替えができるのが、このチームの良さだと思っています」と佐藤さん。
互いに信頼し、刺激し合える関係性が、日々の練習にポジティブな空気を生み出している。

勝敗を超える“応援の力”――仲間の声が背中を押す

チームの大きな強みとして、佐藤さんが何より誇るのが「応援の力」だ。


「どんな状況でも、最後の1ポイントまで全員が全力で応援する。それが代々続いている文化です。プレーヤーにとって本当に心強く、思い切ってプレーする勇気をくれる存在です」
試合の行方を左右するのは、ラケットのスキルだけではない。仲間の声もまた、勝利の原動力になる。

最後の夏に向けて――“強気なプレー”で挑む総体

「総体は3年生にとって最後の大会。慎重さも必要ですが、自分のために強気なプレーをしたい」と佐藤さんは語る。
新人戦で手応えを得たとはいえ、鳥栖商業や佐賀商業といった強豪校との対戦は簡単ではない。それでも、致遠館の選手たちは逃げずに立ち向かう覚悟だ。
「意識しすぎて重荷にはしたくないけれど、思い切ったプレーをしたい。優勝を目指すには、全員が同じ方向を向いて、今まで以上に気持ちを込めて取り組む1ヶ月にしたいです」

最後の夏。仲間と過ごした時間を胸に、致遠館高校女子テニス部の挑戦が始まる。

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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