【新人戦2026 注目チーム特集】 鹿島高校レスリング部 馬場愛梨選手にインタビュー

3年生が引退し、新体制で新人戦に向けた練習に励む鹿島高校レスリング部。
注目選手の馬場愛梨選手が新たなシーズンに掲げる目標は、一方的にやられることなく、試合で相手と勝負できるようになることだ。
現在の課題としているの力強さの不足を克服するため、自主練習や補強にも取り組んでいる馬場選手に、日々の練習や新人戦への思いを聞いた。
馬場愛梨選手
一方的にやられず、「勝負できる」選手へ
新たなシーズンを迎えた馬場選手は、試合の中で相手と勝負できるようになることを目標に掲げている。
「ちゃんと試合で勝負できるようになりたいです。一方的にやられないように、自分も抵抗できるようにしたいです」
現在は、相手に攻め込まれると自分の思うような展開に持ち込めないこともある。まずは相手の攻撃に対抗し、簡単に試合を決められないようにすることが必要になる。
相手と競り合うことができれば、自分が攻撃する機会も生まれる。馬場選手は、試合の中で自分の力を出せる時間を少しずつ増やそうとしている。
現在の課題との向き合い方
馬場選手が現在の課題として挙げたのは、相手と組み合ったときに必要となる力だ。
「力が弱いので、しっかり自主練習をして追いつけるように頑張りたいです」
レスリングでは、相手と組み合った状態から互いに技を仕掛ける機会を探る。そこで力負けしてしまうと、自分から攻撃する前に相手の動きを受ける展開になりやすい。
馬場選手にとって、力を身につけることは、単に相手を押し返すためだけではない。自分の態勢を保ち、相手と競り合うための土台にもなる。
課題を克服するため、日々の練習では最後まで力を抜かないことを意識している。
「力を抜かず、全力でやるようにしています」
練習の中で特に厳しいと感じているのが、筋力トレーニングなどの補強だ。体力づくりのために走るメニューにも取り組んでいる。
きつい練習でも力を抜かずに続けることで、相手と組み合った際に必要となる力と、試合を通して動き続けるための体力を養っている。
新人戦までに仕上げたい部分について、馬場選手は普段のスパーリングを挙げた。
「今は同級生とやってもすぐに負けてしまうので、まずは同級生を相手にしても抵抗できるように頑張りたいです」
大会だけを意識するのではなく、まずは普段の練習で同級生と競り合えるようになる。馬場選手は、身近な相手とのスパーリングを自身の成長を確かめる機会としている。
受け継いでいく鹿島高校レスリング部の伝統
3年生が引退し、新たな体制となった鹿島高校レスリング部。馬場選手が先輩たちの姿から学び、これからも見習っていきたいと考えているのが、挨拶と練習中の声出しだ。
「先輩たちは、挨拶や声出しがすごかったと思います。ちゃんと声を出していました」
声を出すことは、自分を奮い立たせるだけではなく、練習に取り組む仲間を支えることにもつながる。3年生がつくってきた練習中の雰囲気や姿勢は、新体制となったチームにも受け継がれていく。
また、指導者から伝えられた、日頃の行いと心の強さを結びつける教えも、馬場選手の心に残っている。
「心が強くないと、きちんとした行いができないということや、きちんとした行いをすれば心が強くなるから、きちんとした行いをするように言われました」
その言葉を受け、普段の生活で意識していることについて、馬場選手は次のように答えた。
「悪いことをしないようにしています」
学校生活では、提出物をきちんと出すことも大切にしている。競技中だけ強さを求めるのではなく、日頃の行動から自分自身を整えることも、指導者から伝えられた教えを実践する一つの方法となっている。
確かな歩みで一勝へ
新人戦で馬場選手が掲げるのは、決められた試合時間を最後まで戦い抜くことだ。
「制限時間まで戦えるようにしたいです」
この目標を達成するためには、相手の動きに対応する力だけでなく、最後まで動きを止めないための体力も必要になる。自主練習や補強、走るメニューに取り組んできた成果が試される場となる。
新人戦までの期間で、まずは同級生とのスパーリングでも簡単に負けない力を身につける。そして本番では、練習してきたことを出し切り、試合終了まで相手と向き合い続ける。
現在の自分に足りない力を認めることは、決して後ろ向きなことではない。課題が明確だからこそ、取り組むべき練習も見えている。
「一回勝ちたいです」
その率直な目標に向かって、馬場選手は一つひとつの練習に全力で取り組んでいる。
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