KachiSpo
KachiSpo

ダークモード

  OFF

特集・掲載

「日本一」を胸に、仲間とともに頂点へ 鹿島高校 弓道部女子・岩島絢音さんが語る“強さの秘訣”

配信:
2025/5/29 6:00:00
取材:
2025/5/22 7:00:00
「日本一」を胸に、仲間とともに頂点へ    鹿島高校 弓道部女子・岩島絢音さんが語る“強さの秘訣”
高校総体鹿島高校弓道

いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。

各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。
高校最後の大舞台となる総体を前に、鹿島高校女子弓道部のキャプテンの岩島絢音さんに、現在のチームの様子、そして大会への期待をうかがった。

ーーー彼女たちの目標

鹿島高校弓道部女子の岩島絢音さん(3年)は、落ち着いた口調の中にも確かな自信をにじませながらこう語る。
「目標は、日本一です。そのためにも、まずは県大会で完全優勝を目指しています」
この目標は、今年に限ったものではない。代々受け継がれてきた鹿島高校弓道部の“意志”でもある。
「先輩方からずっと繋いできてもらった想いがあるので、“全国優勝する”と大々的に言うことは少ないですが、みんな心の中ではいつも日本一を意識しています」
岩島さん自身も、強豪校として知られる鹿島高校に入学する前から、全国レベルで活躍する先輩たちの姿を見ていた。その背中を追ううちに、自分たちの代で結果を出す責任を感じるようになったという。

「学年が上がるにつれて、自分たちが日本一を取らないといけない、そう思うようになりました」

ーーー仲間との絆が、強さの源

鹿島高校弓道部の強みは、個々の技術だけではない。何よりも「チームとしての絆」がある。
「今の三年生は、お互いをよく理解していて、言うべきことはしっかり言い合える関係です。弓道の技術についても、互いに教え合える。全体的に“仲が良い”という一言に尽きますね。お互いを尊重し合える関係です」
その姿勢は後輩たちにも自然と引き継がれ、チームとしての一体感は日に日に増している。

「例えば試合で自分が当てられなくても、“仲間がいるから大丈夫”と思えるんです」

ーーー苦悩と成長、そして今

これまでの成長を振り返ると、個々の役割を明確に理解し、それを全うする意識がチームには根付いているという。
「団体として“ここで一本欲しい”という場面で、しっかり矢を決めてくる。新人戦の時が一番良い状態でしたが、その後は思うようにいかない時期もありました。それでも、この冬はそれぞれが技術面や苦手な部分を徹底的に磨く時間を持ち、今はまたチーム全体が上向いています。総体まで残り一週間、どれだけ仕上げられるかです」


ーーー総体へ向けて

総体へ向けては、これまで積み重ねてきた努力が自信となって表れている。
「矢数も他校に負けないくらい重ねてきました。自分が的中させるために何が必要か、みんな分かっています。あとはやり切るだけ。たとえ外しても、仲間が決めてくれると信じて、自信を持って迷いなく臨みます」

強豪・鹿島高校の誇りを胸に、仲間とともに放つ一矢。そのすべてに、「日本一」という想いが込められている。

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

この記事を共有
関連記事
競技から探す
バレーボール

競技一覧を表示する >

学校・チームから探す
SUPPORTED BY