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【新人戦2026 注目チーム特集】 登山競技 鳥栖工業高校 前田賢人・酒井遥希・小川隼大選手  part1

配信:
2026/10/15 10:52:56
取材:
2026/9/24 7:45:00
【新人戦2026  注目チーム特集】 登山競技 鳥栖工業高校 前田賢人・酒井遥希・小川隼大選手  part1
SSPフレッシュシリーズ鳥栖工業高校登山

SSPフレッシュシリーズ(新人戦)が各競技で幕を開ける中、登山競技の新人戦も間もなく始まる。
3年生の引退後、2年生3人と1年生1人で新たなスタートを切った鳥栖工業高校山岳部。昨年度は、ただ一人の3年生だった主将についていく形で活動していたが、今年は2年生3人が最上級生となり、それぞれの持ち味を生かしながらチームをつくっている。

料理に興味を持って入部し、仲間との時間を大切にしながら主将として先頭に立つ前田賢人選手。山頂から眺める景色に引かれ、自ら考えて行動できる人を目指す酒井遥希選手。新しい土地や山との出会いを楽しみ、技術面からチームを引き上げる小川隼大選手。登山に感じる魅力も、競技に向き合う姿勢も三者三様だ。

かちスポでは、鳥栖工業高校山岳部の前田選手、酒井選手、小川選手にインタビューを行い、新チームの現在や登山を始めたきっかけ、それぞれが感じる競技の魅力を聞いた。

左から二年 小川隼大・酒井遥希・前田賢人(主将)、一年 川中泰臣選手


2年生3人でつくる新チーム

昨年度のチームを引っ張っていたのは、ただ一人の3年生だった。
当時はその先輩についていく形で活動していたが、3年生が引退した現在は、前田選手、酒井選手、小川選手の3人が最上級生としてチームを支える。主将を務める前田選手は、新体制についてこう話す。
「昨年は3年生が1人で、その人についていく感じでやっていました。今年は2年生が3人いるので、お互いに高め合いながらチームをつくっていきたいです」
一人がすべてを背負うのではなく、3人が互いに刺激し合いながらチームをつくる。そこには、同級生として活動を共にしてきた3人だからこその強みがある。

「お互いの長所や短所、できることとできないことが分かっています。そういうところを補いながら、自分がチームに対してできる最大限のことをして、なるべく高い順位に導けたらと思っています」
そう話すのは小川選手だ。互いを理解しているからこそ、それぞれに足りない部分を補い合える。自分が得意とする技術をチームのために生かすことも意識している。

酒井選手は、新人戦だけでなく、その先にある県大会や全国大会を見据える。
「まず5月にある県大会で優勝して、来年も全国大会に出場し、今年の順位を超えて優勝に近づけるように頑張っていきたいです」
新チームとして最初に迎える新人戦は、3人にとって新たな出発点でもある。それぞれの長所を持ち寄り、互いを高め合えるチームを目指して歩み始めている。

仲間と食べる時間が原点? 主将・前田賢人選手

前田選手が山岳部に興味を持ったきっかけは、山での料理だった。
「山岳部だったら料理をするイメージがありました。カレーなどを作れると思って入りました」
料理を目的に山岳部へ入る選手は珍しいというが、入部後も山で仲間と囲む食事は、前田選手にとって大きな楽しみとなっている。
特に印象に残っているのが、魚肉ソーセージを使ったバターソーセージカレーだ。
山では生ものを持ち運ぶことが難しい。そのため、保存の利く魚肉ソーセージで代用しながら、おいしく食べられるように工夫した。
「大会でも、みんなとおいしくご飯を食べることが魅力です」
山岳部へ入った当初は、チームで活動する競技という印象をあまり持っていなかった。それでも、仲間と登山を重ねる中で、一人では得られない喜びを知った。
「みんなでご飯を食べるときも楽しいですし、一緒に山を登り終えたときも、本当に最高だと思います」
仲間との時間を楽しむ一方で、練習では主将として高い意識を持つ。
「ほかのメンバーに劣らないように、自分が一番になる気持ちで取り組んでいます。技術や体力で一番になれるように意識しながら頑張っています」
山での食事や仲間との達成感を大切にしながら、競技では誰よりも高いところを目指す。その姿勢で新チームの先頭に立っている。

ちなみに酒井選手の山メシはラーメン、小川選手は鶏白湯鍋だそうだ

山頂から見える景色が力に 酒井遥希選手

酒井選手は、中学校までバスケットボールに取り組んでいた。高校入学当初から山岳部を志望していたわけではなく、活動内容を知らないからこそ興味を持ったという。
「最初は山岳部に入ろうとは思っていませんでした。どのような活動をするのか想像がつかず、今までやったこともない、珍しい部活動だと思って興味本位で入りました」
初めのうちは、山を登ることにきつさを感じていた。それでも、先輩や同級生と会話をしながら歩くうちに、登山に対する印象は変わっていった。
「学校の話などをしていると、きついけど楽しいと感じます。登っている間も楽しくて、気付いたら山頂に着き、自分の好きな景色を見ることができます」
酒井選手が感じる登山の一番の魅力は、苦しい道のりを乗り越えた先に待っている景色だ。
「山頂から見る平地や市街地の景色が魅力です。九千部山から見る鳥栖市や久留米市の景色が、一番のやりがいであり、登山の魅力だと思います」

競技を通して目指しているのは、成績だけではない。
山の中では、自分の判断が自身や仲間の安全に直結する。誰かに任せるのではなく、一人一人が必要な知識を身に付け、自ら考えて動かなければならない。
「山で誰かに頼って動いていたら、自分の命が危なくなることもあります。自分で考え、しっかりと行動できる人になりたいです」
山頂からの景色を動力に、心と体の両方を鍛える。競技を通した自分自身の成長も、酒井選手が大切にしている目標だ。

新しい山との出会いを力に 小川隼大選手

小川選手が山岳部を知ったのは、先輩たちが配っていたチラシがきっかけだった。
「この部活動に入って大会を勝ち上がれば、いろいろなところに行って、いろいろな景色を見られると思って入りました」
小川選手が登山に感じている魅力は、これまで知らなかった土地や山へ行けることだ。
「九州大会や全国大会に行けば、佐賀県だけではなく、九州や全国で、今まで見たことのない高さの山や、そこでしか見られない気候を見ることができます。僕はそこが魅力だと思います」
これまで登った中で、特に印象に残っているのが広島県の恐羅漢山だという。
「僕は、山頂からぱっと開けた景色というより、山の中に植物がたくさん生い茂っているような、いかにも山という感じの場所が好きです。恐羅漢山は、今まで行った中で一番印象に残っています」
入部当初は、山を登ることを「本当にきつかった」と振り返る。それでも、先輩や顧問から教わりながら、少しずつ技術を身に付けていくことに面白さを感じるようになった。
現在は、自身の技術を高めるだけでなく、チーム全体の成長も意識している。
「自分自身を高めながら、周りがなぜミスをしたのかも考え、チーム全体のレベルが上がるように考えながら練習しています」
食事と仲間との時間を大切にしながら、主将として先頭に立つ前田選手。山頂からの景色を力に変え、自ら考えて行動できる人を目指す酒井選手。新しい山との出会いを楽しみ、技術でチーム全体を引き上げようとする小川選手。
3人が登山に求めるものや目指す姿は、それぞれ異なる。その違いを互いに理解し、足りない部分を補い合えることが、新チームの強みになろうとしている。

次回も鳥栖工業高校山岳部へのインタビュー!
登山競技の醍醐味や新人戦にむける思いを聞いてきました!!

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株式会社WIDE -

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