【頂点に最も近かった者たち】新人戦準優勝 佐賀清和高校 女子バレーボール部 野中健志監督 #4
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あと一歩だった――。
新人戦決勝、頂点に手がかかりながら届かなかった悔しさは、コートに立つ選手だけでなく、指揮を執る野中健志監督の胸にも深く刻まれた。
それでも、この敗戦は決して後退ではない。
むしろ、チームの現在地と課題、そして次に進むべき道を明確にした“成長の起点”となった。
かちスポでは、新人戦準優勝から見えた手応えと課題、そしてその先にある頂点への道筋について、佐賀清和高校へ取材を行った。
取材したのは、主将の末次由奈選手とチームを率いる野中健志監督。
第3弾・第4弾では、野中健志監督のインタビューを掲載する。
第4弾:頂点へ――変わらない哲学と進化するチーム

―― “清和らしさ”が導くこれからの戦い ――
■ シンプルに、基本で勝つ
新人戦後も、チームの戦い方に大きな変化はない。
「難しいことは考えていません。緊張する場面でも、基本で勝つことが大事」
マッチポイントの場面でも求めるのは、特別なプレーではなく、日々の練習で積み上げた基本の徹底。
トリッキーな攻撃ではなく、
拾い、つなぎ、確実に決める。
そのシンプルさこそが強さにつながっている。
■ 技術とメンタルの“いい塩梅”
チームづくりで重視するのは、技術かメンタルか――。
「どちらかではなく、“いい塩梅”が大事」
選手一人ひとりの状態を見極めながら、バランスよく成長を促していく。
その積み重ねが、試合での安定感につながる。
■ 徹底する3つの指針
チームに対して、就任以来変わらず伝えていることがある。
・誇りを持って行動すること
・胸を張ってプレーすること
・感謝の気持ちを忘れないこと
この3つの軸が、日常とプレーのすべてを支えている。
■ 高校総体へ――頂点からの逆算
見据えるのは、次の大舞台である高校総体。
「優勝から逆算して、毎日を積み上げていくことが大事」
練習だけでなく、日常生活や食事も含めたすべてが勝利につながる。
■ “清和らしさ”とは何か
このチームを一言で表すなら――
「清和らしいチーム」
派手さはない。
だが、最後までボールを追い続ける。
観る者の心を動かすラリー。
その積み重ねこそが、このチームの誇りであり、原点だ。
新人戦の敗北は終わりではない。
頂点への“あと一歩”を埋めるための、新たなスタートである。
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