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【龍谷サッカー部特集 第3弾】 龍谷高校全国への挑戦 監督から見るチームの状況とは

配信:
2022/12/2 22:00:03
取材:
2022/11/23 4:00:00
【龍谷サッカー部特集 第3弾】 龍谷高校全国への挑戦 監督から見るチームの状況とは
全国高校選抜大会龍谷高校サッカー


これまでは、主将にチームの状況や自身の体験などを聞き、紹介してきたが、第3弾は、龍谷高校を最近5年間で3回も選手権出場へ導いた太田監督へのインタビュー。
プロ選手や大学サッカーのコーチなど様々な経験を積み、2013年から当校の監督に就任している太田監督は、選手たちの将来も見据え、主体性をテーマに選手育成に取り組んでいる。全国ベスト8の壁も知る太田監督のチームや選手権に向けた想いなどを紹介し、全国へ挑戦する龍谷高校サッカー部の全てを知っていただければと思う。





龍谷高校を率いる太田恵介監督




Q. チームの苦労したこと


ほとんどのことで苦労しました。笑
どのチームも今年は難しい年だったと思うんですけど、何が難しかったかというと、新型コロナウイルスが流行して、リモート授業だったり、自粛期間であったり、クラスターが出て練習が中止になったりをずっと繰り返してきた3年間だったので、その部分で全体を集めてミーティングすることはできないし、みんなで力を合わせて何かを成し遂げる経験をすることができない世代だったので、サッカーではチームワークが必要なんですが、お互いのコミュニケーションの取り方がわからないとかそういうのがどのチームでも感じていたことだと思います。じゃあ、そこを短い期間でどうやって身につけさせるかというのがすごく難しかったです。結論、こっちがずっと答えを言っているのではなくて、失敗させながらやることが遠回りのようで実は一番近道だったとか、ずっとうまくいかない時に色々こちらからいうのではなく自分達で決断させることが僕たちが取り組んできたことですね。


Q. 今年のチームのストロングポイントとは


新人戦、総体と負けて、自分達で考える主体性というところで、失点した時にこっち(監督)を見てくるような状況の時に、選手権に入ってから、一試合一試合重ねるごとに自信をつけていって、失点した際でも、キャプテンを中心にどうやって改善をかけようと円陣を組んで、解決策という答えを自分達で出しにいったところが何よりの要因だったと感じています。


Q. 初戦の相手 鹿島学園について


横浜杯で戦った時は、テクニカルなイメージがあったのですが、結構パワフルな印象を受けています。縦に早い感じもするしって感じですかね。

Q. ズバリ 選手権の戦い方は


自分達の形というのが「相手を見て判断する形」ですので、カメレオンのように色を変えれるのが、私たちのサッカーです。相手がパワー系で蹴り込んでくるのであれば、後ろに人数をかけて担保していくし、相手が繋いでくるのであれば、前にハメに行きますし、相手がどんどんくるのであれば、攻撃は少し早く相手の背後を狙うボールを蹴りますし、相手がブロックを引いてくるのであれば、中点で間を取りながらいくってこともしますし、というのが私たちのサッカーなので、変幻自在な戦術を注目してもらえればと思います。

Q. 選手権へのアツい想い


ベスト8に行きたいという目標は元々僕らが味わったことのないところですので、まずはベスト8を目指していきたいですね。







今野主将に聞く!太田監督について教えてください!



Q. 監督はどんな人?

キャラが強くて、どこに練習試合とか行っても、知り合いがいる顔の広い方で、選手にも時には熱く、時には優しい時もありますし、とても面白い方です。


Q. 監督によく言われること

「守破離」とよく言われます。「守」は、まず監督に言われたことをやってみる、「破」は、それを踏まえて自分で考えて動く、「離」は、監督から離れて自分でなんでも考えて動くという意味です。


Q. 監督への想い

県大会では優勝できないと言われていましたが、そこをいい意味で裏切ることができたと思うので、全国でも自分達が成長した姿を見てほしいと思います。




「選手から見る太田監督」



3年生FW :一人一人の選手をしっかりと見ていて、自分の弱さをズバッと言ってくれる。当たり前のことを当たり前にやるなど特別なことよりも人間性を特に指導してもらえる。最後に結果を残して、「ありがとうございました」と伝えたい。


2年生MF :めちゃくちゃアツい監督です。すごく主体性を大事にしているので、それで絶対に勝ちたいです。


3年生MF :自主性・自分の意志を大事にしてくれる監督。サッカー面でも、人間性でも成長させてくれたので、全国の舞台で恩返しをしたい。


1年生MF :サッカーについてもだが、特に人間性の悪い行いに対して、厳しい監督。サッカー以外の普段では、面白い話や楽しい話で周りの人が常に笑顔なので、サッカーだけでなく、人として尊敬している。


2年生MF :普通の人では見えていないところが見えていて、選手一人一人の性格などがわかっている。自分が試合に出て、結果を出して監督に喜んでほしい。








第4弾は、陰ながらチームを支える人たちにスポットを当てる『サポーター名鑑』。
龍谷高校サッカー部のフィジカルコーチ、山口啓介(やまぐちけいすけ)さんにお話を伺い、龍谷高校サッカー部の強さの秘訣に迫る。

記事
株式会社WIDE - 山口修平

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