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【バレーボール春高予選】 佐賀商業高校  伊藤蓮選手にインタビュー

配信:
2026/11/6 7:33:15
取材:
2026/11/4 8:00:00
【バレーボール春高予選】 佐賀商業高校  伊藤蓮選手にインタビュー
佐賀商業高校バレーボール

新人戦では3位、県高校総体では2位という結果を残した佐賀商業高校男子バレーボール部。
春高予選での県大会優勝を目標に、守備で粘り、最後はエースへとボールをつなぐ形を磨いてきた。

今回かちスポでは、2年生ながらチームのエースを務める伊藤蓮選手にインタビューを実施。
見えてきたのは、苦しい場面でボールを託されるエースとしての責任と、高い打点を生かしてチームを勝利へ導こうとする強い決意だった。

佐賀商業高校 2年 伊藤蓮選手


チームの勝利につながる一本を

春高予選を前にした佐賀商業バレーボール部について、伊藤選手は、互いに喜び、励まし合えるチームだと話す。
得点が決まった時には全員で喜び、失敗した時には声を掛けて励ます。必要な時には互いにアドバイスを送りながら、一つのチームとして戦う準備を進めてきた。
「みんな仲が良くて、得点が決まった時には全力で喜びます。失敗した時には励ましたり、アドバイスをしたりできるチームです」

その佐賀商業バレーボール部の中で、伊藤選手が担うのがエースという役割だ。チームが粘り強く拾い、セッターへとつないだボールを最後に決め切る。チームの方針として伊藤選手にボールが集まる場面も多く、その一本を得点につなげることが求められている。

「自分はエースとしてやらせてもらっているので、苦しい場面でこそしっかり点を取って、
チームの勝利に貢献できるように頑張ります」

伊藤選手が目標としているのは、スパイクだけで得点を重ねることではない。サーブで相手の守備を崩し、ブロックでは相手の攻撃にワンタッチをかけてチャンスボールに変える。時にはブロックで直接得点を奪い、多彩なプレーでチームに流れを引き寄せることを目指している。

スパイク、サーブ、ブロック。
一つひとつのプレーを得点や次の攻撃につなげ、チームの勝利に貢献することが伊藤選手の目標だ。


「任される」というエースの役割

伊藤選手が考えるエースとは、チームが苦しい時に得点を決め切る存在だ。
相手に流れが傾いた場面や、簡単には得点できない場面でも、最後はエースにボールが託される。
相手のブロックがそろい、攻撃の選択肢が限られる中でも、上がってきたボールを得点につなげなければならない。
「チームが苦しい時や劣勢の場面で、上がってきたボールをしっかり決め切るのがエースだと思っています」

2年生ながらエースを任されている伊藤選手。ボールを託されることに対しては、プレッシャーも感じているという。
それでも試合中は、一度の失敗を引きずらない。失敗した原因を考え続けるのではなく、気持ちを切り替え、次のプレーに意識を向けることを大切にしている。
「試合中は失敗してもすぐに切り替えて、次のプレーのことをしっかり考えています」

身長189センチ、最高到達点は330センチ。伊藤選手の大きな武器は、その高さを生かしたスパイクだ。
高い打点からコートの奥を狙い、ブロックに当たらなければ相手コートへ打ち込む。ブロックに当たった場合も、ボールが遠くへ弾かれるようなコースを選択する。一方で、強く打つだけではなく、緩いボールも織り交ぜながら相手の守備を崩していく。
「高い打点からコートの奥に打つことを意識しています。ブロックに当たらなくても奥に入り、当たった時には遠くへ飛んでいくように打っています。緩いボールも使いながら、強弱を使い分けています」

高さを生かした強打と、相手の動きを見た緩いボール。その二つを使い分けながら得点を狙うことが、伊藤選手の攻撃の特徴だ。

苦しい場面でも攻撃を託され、その期待に得点で応える。
プレッシャーを感じながらも次の一本へ気持ちを切り替える姿勢が、佐賀商業のエースとしての役割を支えている。


試合を意識した練習と日々の準備

伊藤選手が普段の練習で大切にしているのは、常に試合を意識することだ。
ただボールを打つのではなく、実際の試合で起こり得る状況を想定する。レシーブが崩れ、セッターから高いトスが上がってきた時に、相手のブロックに対してどのように攻撃するのか。チームが劣勢に立たされた時に、攻撃と守備でどのようなプレーを選択するのか。具体的な場面を思い浮かべながら練習に取り組んでいる。

「日頃の練習から試合を意識しています。一本目が乱れてハイセットになり、相手のブロックがしっかり付いてきた時にどう処理するか。劣勢の場面で、どう攻撃したり守備をしたりするかを考えながら取り組んでいます」
チームが苦しい場面では、十分な形から攻撃できるとは限らない。それでも上がってきたボールを得点につなげるために、試合の状況を想定しながら攻撃の選択肢を増やしている。

コートを離れた生活の中でも、競技につながる準備を続けている。特に意識しているのが食生活だ。
1日3食を基本としながら、朝食と昼食、昼食と夕食の間に補食を取る。食事の量だけではなく、栄養のバランスにも気を配っている。周囲から教わったことを取り入れながら、自分自身で必要な食事を考えてきた。

また、学校生活では授業に取り組むことに加え、周囲を見ながら行動することも心掛けている。
練習では試合の状況を想定する。日常生活では、身体をつくるための食事や周囲を見た行動を意識する。コート上で力を発揮するための準備は、日々の生活から積み重ねられている。


「絶対優勝します」

春高予選で伊藤選手が見てほしいと語るのは、高い打点から放つスパイクだ。
佐賀商業が粘り強く相手の攻撃を拾い、セッターがつないだボールを、最後は伊藤選手が決め切る。得点を重ねることでチームを勢いづけ、コート内の雰囲気をさらに明るくしていく。
「自分は高い打点からスパイクを打つことが得意なので、そこを見てほしいです。たくさん点を取って、チームを盛り上げていきたいと思います」

伊藤選手の長所は、プレーだけではない。自身の強みについて、元気なところと、誰に対しても同じように明るく接することができるところを挙げた。
春高予選までの限られた時間で意識しているのも、自身の気持ちを整え、明るくプレーすることだ。エースとして得点を決めるだけではなく、自らの姿勢でチームを盛り上げることも大切にしている。
苦しい場面でボールが集まる。
相手のブロックがそろっていても、得点を求められる。
その重圧を受け止め、次の一本に集中する。

2年生ながら、佐賀商業の攻撃を託される伊藤選手。目標を尋ねると、最後に力強く言い切った。
「絶対優勝します」

高い打点からの強打と、相手の守備を見た緩急。
そして、苦しい場面でも失敗を引きずらず、次のプレーへ切り替える姿勢。
仲間がつないだボールを、得点へと変えるために。
佐賀商業の2年生エース・伊藤蓮選手は、春高予選のコートでチームの期待に応える。

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株式会社WIDE -

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