【2026 佐賀 総体 ソフトテニス】嬉野高校6連覇 双子ペア 百田(虎)・百田(辰)が総体を振り返る!

5月31日(日)、SAGAサンライズパークテニスフィールドで行われた令和8年度佐賀県高等学校総合体育大会ソフトテニス競技男子団体で、嬉野高校が見事優勝を果たし、大会6連覇を達成した。
優勝に貢献したのが、前日の個人戦で準優勝を果たした百田虎児・百田辰児ペアだ。
決勝の佐賀工業戦では3番勝負に出場したものの惜しくも敗戦。しかし、他の2ペアが勝利を収め、チームは優勝を決めた。
かちスポでは、小学生時代からペアを組む双子の百田ペアに話を聞いた。
左:百田虎児選手 右:百田辰児選手
■ 喜びと悔しさが入り混じる団体優勝
優勝が決まった瞬間の心境について尋ねると、二人はまず悔しさを口にした。
「自分たちは3番で負けてしまって、めちゃくちゃ悔しいですけど、チームとして6連覇を達成できたことは嬉しいです」虎児選手はそう振り返る。
辰児選手も同じ思いだった。「6連覇というプレッシャーがある中で、自分たちが勝ち切れなかったのは悔しかったです。でも、他の2ペアが勝ち切ってくれたことに感謝しています。次の九州大会では3番勝負でも勝てるように頑張りたいです」
自分たちの敗戦を受け止めながらも、仲間への感謝を忘れない姿が印象的だった。
■ 強気で挑んだ団体戦
前日の個人戦では、同校の松尾・小川ペアに敗れ準優勝。悔しさを抱えながら迎えた団体戦だった。
虎児選手は「初戦からしっかりラケットを振れていた」と振り返る一方で、「最後の佐賀工業戦では少し振り切れていなかった」と課題も口にした。
辰児選手は団体戦での心境についてこう語る。
「昨日優勝したのも嬉野のペアだったので、自分たちより強い相手はもういないと思って強気でプレーできたことは良かったです。ただ、決勝はインターハイがかかった試合でもあったので、攻め切れなかった部分は反省しています」
強気な姿勢で臨みながらも、大一番ならではの難しさも感じていた。
■ 双子だからこそ生まれる強み
後衛の虎児選手と前衛の辰児選手は、小学生の頃からペアを組んできた。
高校生活の中で一時は別々のペアとなる時期もあったが、最後の総体では再びペアを結成した。
辰児選手は双子ならではの感覚について語る。
「個人戦も団体戦も緊張する場面はありましたが、楽しくプレーできました。虎児がどこに打つかも自然と分かるので、良いプレーができたと思います」
虎児も長年組んできた強みを挙げる。
「ボレーに出るタイミングとかも分かるので、やることが明確です。他の人と比べて遠慮せずに思ったことを言えるので組みやすいです」
長年培ってきた信頼関係が、彼らの持ち味だ。
■ チームを変えた兄の存在
総体前には、大きな転機もあった。教育実習で母校に戻ってきた兄の存在だ。兄・鉄馬さんも現役時代に高校2年生で個人・団体の県優勝を経験している。
二人によると、教育実習に来た当時のチームは決して良い状態ではなかったという。
「総体の3週間くらい前に来てくれたんですけど、その時はチーム状況がとても悪かったんです。練習中の声出しや行動面も良くなくて。でも、そこでたくさん言ってもらって、チームが変わりました。本当に感謝しています」
兄の言葉が、6連覇への原動力になった。
■ 九州、そして全国へ
県総体を終えた二人の視線は、すでに次の舞台へ向いている。
「九州大会は個人・団体ともに優勝したいです。そしてインターハイでは個人戦で2日目に残り、団体戦ではベスト4以上を目指します」
団体優勝の喜びと、自分たちが勝ち切れなかった悔しさ。その両方を胸に刻んだ二人、そしてチームは次なる舞台へと歩みを進める。
佐賀県王者として挑むのは、8月4日から京都府で開催されるインターハイ「夢へ躍進 青春の夏 近畿総体2026」。
6連覇を達成した嬉野高校男子ソフトテニス部が、全国の舞台でどのような戦いを見せるのか。その挑戦に注目が集まる。
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