チーム名鑑 龍谷高校野球部「Fight it out どんな状況であっても最後まで戦い抜く」
佐賀県内にある高校の部活動について取材する「チーム名鑑」。本日紹介するチームは龍谷高校野球部。
部員数は59人(1年生:20人 2年生:12人 3年生:23人 マネージャー:4人)、指導者は監督や部長を含む4人で、当校のグランドにて日々練習に励んでいる。今回は、主将の大坪選手、監督の徳山先生の思いを紹介する。
主将 大坪拓実 選手
ーーチームの目標を教えてください!
甲子園で校歌を歌うことです。
ーーチームの強みを教えてください!
ピッチャーを中心に固い守備で守備から流れを作って攻撃につなげる野球です。
ーー日頃練習で取り組んでいることを教えてください!
挨拶を明るく笑顔でやろう。掃除を徹底しよう。という人としてのところを大事にしています。思いやりを持って支えてくれる人のために野球をやろうと取り組んでいます。
ーー夏の甲子園大会に向けて、意気込みをお願いします!
辛い時期もあったんですけど、みんなで乗り越えてきましたし、いろんな人の応援もあるので、感謝の気持ちを忘れずに粘り強い野球をして絶対に甲子園にみんなを連れて行きたいと思います。
徳山誠一朗 監督
ーーチームの特徴を教えてください!
珍しくエースと4番がしっかりしたところです。エースの谷川と4番の浦野が投打の軸となっているところがこのチームの特徴です。
ーーキャプテンの大坪選手はどんな選手ですか?
去年から試合に出ている実力のある選手です。野球をするときは雰囲気がありますが、普段は高校生らしいところもあります。部活動では、厳しさを持っていますし、練習もチームで一番取り組むので、しっかりしたキャプテンだと思っています。
ーーチームの手応えはいかがですか?
練習試合では、他県の強豪といい試合ができていて、九州大会の優勝校や春の選抜に出場した高校に勝利しています。練習試合というのはありますが、県大会1回戦負けだったチームが成長してくれたなと思っています。
ーー「Fight it out,RYUKOKU!」と旗がありますが、どんな意味があるんですか?
SSP杯の時に「勝ってチャンピオンTシャツを作るぞ!」というキャッチフレーズを言っていたら優勝することができて、そこから験を担いで毎年キャッチフレーズを作るようにしています。去年が「賢忍不抜」で耐えて耐えて一つの好機を掴むぞという意味でした。ただ、夏の大会で1プレーの重みを痛感する結果となりました。今年は、「Fight it out」で戦い抜くという意味です。去年の学びも活かして、しんどい時、苦しい時も最後まで戦い抜くことを掲げています。
ーー指導する際はどんなことを考えながら指導されていますか?
私が高校球児だった頃は物凄い根性野球でしたが、根本は変わっていないと思っています。それは、メンタルで勝っている人が勝つということです。だからこそ、情熱を持って全力で叱りますし、全力で褒めます。
4月から練習終わりに生徒とハイタッチするというのを取り入れました。凹んだ気持ちを引きずってしまうのはもったいないので、今日は今日、明日は明日で区切りをつけたいと思ったからです。私の頃はこういうのは無かったですが、これを取り入れてからちょうど市長旗杯で優勝しましたし、根本は変えずに時代に合った指導方法を探して、生徒に「変化を恐れるな」と言うように自分達もそれを実践するようにしています。
ーー野球を通して、どのように成長していってほしいですか?
野球はちょっと言うと「ボール遊び」です。その「ボール遊び」に毎日きつい練習をして本気で向き合って、結果が出なくて悩んで、勝てて喜んでという経験を通して、社会に出るために必要な礎を築いてほしいと思っています。「高校野球であれだけ頑張ったから耐えられる」とか物事に本気で向き合う姿勢を学んで、人間力を身につけてほしいと思います。
ーーチームにメッセージをお願いします!
やり切ろう。戦い抜くぞ。とそれだけです。「Fight it out」です。
【令和5年度 龍谷高校野球部 基本情報】
・部員 59人(1年生:20人 2年生:12人 3年生:23人 マネージャー:4人)
・指導者 4人(監督:1人 部長:1人 副部長:2人)
・練習場所 龍谷高校グランド
・近年成績 甲子園大会出場 3回
令和5年度春季佐賀市長旗高等学校野球大会 優勝
第70回NHK杯佐賀県高等学校野球大会 ベスト4
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