王者・佐賀東、堂々の三連覇 中村友主将「全国ベスト4を目指して」

第104回全国高校サッカー選手権佐賀大会の決勝が11月8日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで行われ、佐賀東高校が龍谷高校を2―0で破り、3大会連続15度目の優勝を果たした。
佐賀東はスコアレスで迎えた後半7分、MF三原拓実選手がCKのこぼれ球を左足で豪快に叩き込み、待望の先制点を奪取。その後、FW石川僚祐選手のシュートが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。再び三原選手が冷静にゴール左上へ決め、リードを2点に広げた。守備陣も集中を切らさず、龍谷の反撃をシャットアウト。2―0で勝利し、見事に大会三連覇を成し遂げた。
主将・中村友選手インタビュー
優勝の喜びと安堵の気持ち
優勝を果たした今の気持ちについて中村友選手は、「優勝できてほっとしてます」と率直な心境を語った。チームを率いて三連覇を達成した喜びとともに、プレッシャーから解放された安堵の表情を見せた。
前半の拮抗から後半への修正
前半は両チームが拮抗した展開となったが、中村選手は「自分たちのサッカーは全然前半できてた部分があったので、自信もってやろうというのをハーフタイムに話して、セットプレーでしたけど、先制点が取れて良い流れで試合をもっていけたと思います」と振り返る。自分たちのスタイルを信じ続けたことが、後半の得点と勝利につながった。
三連覇達成への想い
大会前から「三連覇」を目標に掲げてきた佐賀東。その中心にいた中村選手は、「自分たちは三連覇できない、負け年だと言われてきたので、しっかりそれを見返して、三連覇できたのはとてもうれしかったです」と笑顔で語った。チーム全員が批評を力に変え、見事に結果で証明してみせた。
全国大会への意気込み
さらに中村選手は、次の舞台である全国大会への目標も明確にしている。「自分たちが1年生の時に3年生が全国ベスト8という大きな成績を残しましたけど、自分たちの目標は全国ベスト4なので、そこに向けて練習を頑張っていきます」と力強く宣言。佐賀代表としての誇りを胸に、さらなる高みを目指して挑戦を続ける。
佐賀東高校が出場する第104回全国高等学校サッカー選手権大会は12月28日に開幕し、同校は12月31日の2回戦にて富山県代表の富山第一との初戦を迎える。
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