【佐賀学園 春高バレー】Part1 主将の渡瀬選手に聞く春高までの軌跡!

高校バレーで誰もが憧れる舞台“春高バレー”。その切符をかけた第76回全国高校バレーボール選手権大会佐賀県大会が開催され、佐賀学園が6連覇を果たした。
本特集では、県大会での戦いや春高バレーへの意気込みなど3記事に分けて紹介する。
第1弾では、主将の渡瀬選手に春高バレーまでの試合や決勝戦を振り返ってもらった。
ーー新人戦では佐賀商業に勝利して優勝しましたね。世代が変わってからすぐの大会でしたがそこを優勝できた要因はなんだったと思いますか?
昨年の三年生が抜けたタイミングでしたが、その代で出ていた2年生、1年生がいたので、優勝できる自信はそんなにはなかったですが、粘ればいけるかなとは思っていました。
ーー九州総合予選では佐賀商業に敗北となりました。その試合から感じたことなどはありましたか?
自分達なら勝てるという思いが油断や隙に繋がっていたかなと思います。そこが原因で負けました。
ーー5月の総体ではまたもや佐賀商業との試合で敗北しました。九州総合予選に続いて、佐賀商業に負けたことについてはどのように分析しましたか?
5月の総体では怪我人などもいましたが、気持ちの部分から余裕を出しすぎて、「総体は勝てるだろう」と内心チームで思っていたところがあったので、総体も落としてしまったと感じました。
ーー総体までの結果を受けて、春高予選までにチームとしてどんな方向にいきたいと思いましたか?
メンタルと自信をつけるところだったと思います。総体でも佐賀商業から強いサーブが打たれていたんですけど、プレッシャーがかかる場面でどうしても引いてしまって、連続失点してしまっていたので、そういうところを克服していきたいと思っていました。
ーーそんな中で春高予選は激戦を制して優勝となりました。まず、1セット目を先取した時はチームとしてこの後のゲームをどう運んでいこうとなりましたか?
このままの流れを続けていこうとなりました。春高では、勝つバレーより、負けないバレーをしようと先生たちから言われていたので、1セット目取ったんですけど、2セット目も負けないバレーをしようということでチーム全体の意思を共有しました。
ーー優勝が決まった瞬間はどのような気持ちが湧いてきましたか?
決まった瞬間は6連覇を達成できて、連覇を途切らせることなく優勝できたので、嬉しい、安心したという思いと、全国で自分達の力を試すことができるという楽しみな気持ちが湧いてきました。
ーー春高に向けて準備していることはありますか?
プレー面ではサーブキャッチの返球率を上げることと2段トスでもテンポで上げて早い攻撃をすることを。プレー面以外では、人に隠れず堂々とすることを意識しています。
ーー春高の初戦の相手である添上高校(奈良)にはどのような戦いをしたいですか?
相手がどこでも一戦必勝で自分達のバレーをしていきたいと思います。
ーー春高への意気込みを教えてください!
春高ではベスト4に入ることを目標に頑張ります!
佐賀学園高校の1回戦の相手は添上高等学校(奈良県)。試合は2024年1月4日(木) 16:10から東京体育館にて行われる。
第2弾では、廣川選手に春高バレーまでの試合や決勝戦を振り返ってもらった。乞うご期待。
株式会社WIDE - 山口修平