【高校総体2026 注目チーム特集】 「全員でつくる一本」佐賀学園主将・水田舞選手が語る学園のバレー

個の力に頼るバレーから、全員でつなぐバレーへ。
佐賀学園高校女子バレーボール部は、チームとしての在り方を見つめ直しながら、新たなスタイルを築いてきた。
かちスポでは、主将として佐賀学園高校女子バレーボール部を率いる水田舞選手にインタビューを実施。つなぎを軸にした新チームの特徴と、総体への想いを語ってもらった。
佐賀学園高校 水田舞選手
「全員でつくる一本」──つなぎを軸にした新スタイル
「去年はエースがいて、最後はそのエースが決めるバレーでした」
水田選手は、昨年のチームをそう振り返る。今年の佐賀学園高校は、そのスタイルから大きく変化した。
「今年は、全員が頑張ってつないで、それをスパイカー全員が決めきれるバレーに変えました」
一人に託すのではなく、全員でボールをつなぎ、全員で得点に関わる。その意識の変化が、チーム全体のプレーを支えている。ポジションは違っても、コート上の全員が一本の得点をつくるために動く。
その“つなぎ”こそが、今の佐賀学園高校の土台となっている。
「流れを引き寄せるサーブ」──攻撃につなげる第一歩
新チームとして、特に力を入れてきたのがサーブ、それについて水田選手はこう語った。
「サーブを強く打って相手を乱して、自分たちの攻撃の起点へと繋げていくことに注力しています。」
全員でつなぐバレーで勝負するためには、まず自分たちが主導権を握る展開を作ることが欠かせない。
そのきっかけとなるのが、相手を崩すサーブだ。
「去年までとは違って、今年から特に意識的に取り組んでいます」
サーブから流れを引き寄せ、自分たちの形でラリーを展開する。
このサーブが、つなぎのバレーを支える大きな武器になりつつある。
「最後まで落とさない」──信頼が生む粘り強さ
今年の佐賀学園高校女子バレー部の強みを問うと、水田選手はこう答えた。
「普段から仲が良く、試合でもお互いを信頼してプレーできるところが、このチームの強みです」
また、個人として注目してほしいプレーについては、リベロとしての役割を挙げる。
「自分はリベロなので、粘り強いレシーブを見てほしいです」
簡単に落とさず、ボールをつなぎ続ける。その食らいついていく姿勢が、チーム全体のリズムとボールを追い続ける雰囲気をつくり出している。
加ええてチームとしては、『相手のブロッカーに触れるような攻撃』にも注目してほしいという。
つなぎの中から工夫された攻撃を展開できる点も、今の佐賀学園学園の特徴だ。
「積み重ねを力に」──総体の舞台へ
ゴールデンウィークには、宮崎県への遠征を行った。
その中で、水田選手はチームの現在地を冷静に振り返る。
「強いチームや速い攻撃には通用しない部分もありましたが、その中でも少しずつ自分たちの粘りのバレーは出せてきたかなと思います」
課題と手応えの両方を実感した遠征だったからこそ、チームの中にも変化が生まれている。
「以前はあまり言い合えなかったけど、今は少しずつチーム全員で指摘し合えるようになりました」
3年生は4人と少ないが、学年に関係なく意見を交わしながら、全員でチームを作り上げてきた。
「去年はベスト8で終わってしまったので、今年はまずその結果を超えることを目標に、そしてさらに上を目指して戦いたいです」
全員でつなぎ、全員で戦う。佐賀学園高校女子バレーボール部は、積み重ねてきた粘りのバレーを武器に、総体の舞台へと挑む。
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