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“全員で勝つ”を継承し、新たな色へ 佐賀北高校野球部主将 坂本優翔

配信:
2026/3/20 6:00:00
取材:
2026/3/11 6:00:00
“全員で勝つ”を継承し、新たな色へ  佐賀北高校野球部主将 坂本優翔
佐賀北高校野球

秋の大会を経て、新チームとして歩みを進める。主将・坂本優翔を中心に、先輩たちが築いてきた土台を受け継ぎながらも、“今年のチーム”としての形を模索してきた。主力が入れ替わる中で掲げるのは、「全員で勝つ野球」。個に頼らず、組織として戦うスタイルで挑む。
かちスポでは主将・坂本優翔に話を聞いた。


佐賀北 坂本優翔 主将

受け継ぎ、塗り替える「全員野球」

「一人ひとりの勝負はありますが、最終的にはチームとして勝つことが大事です」
坂本が語るように、このチームの軸にあるのは“全員で戦う”という意識だ。先輩たちから受け継いできたチーム力は、今も確かな土台として根付いている。一方で、今年はその延長線にはいない。
「去年と同じチームとは全く思っていません」
新チーム発足以降、選手同士でコミュニケーションを取りながら練習を組み立てるなど、主体的に考えるスタイルへと変化してきた。伝統を守るだけでなく、自分たちの色を加える――その意識が、チームに新たな厚みをもたらしている。

冬で築いた土台と“考える力”

この冬は、チームにとって大きな意味を持つ期間となった。
「振り込みの量は去年より多いですし、守備も基礎から徹底してやりました」
量をこなしただけでなく、その中で意識してきたのが“考えること”だ。練習ごとにミーティングを行い、「やりたいこと」と「やるべきこと」を整理しながら取り組んできた。
さらに守備では、アウトを取って終わりではなく、その後のプレーまで想定する“アフター”を徹底。ランナーの有無に関わらず声を掛け合い、試合を想定した動きを繰り返してきた。
積み重ねたトレーニングと、状況判断力。この2つが、チームの土台として確実に形になりつつある。



“つなぐ”を体現する打線

攻撃面では、明確な強みがある。
「どの打順からでも点が取れる打線だと思います」
一人の突出した選手に頼るのではなく、全員でつないで得点するスタイル。どこからでも崩せる打線は、このチームの大きな武器だ。
一方で、課題として挙がるのは守備の連携。バント処理や牽制、サインプレーといった細かな部分でのミスが見られるという。
人数が限られる中でポジションも固定されるだけに、一つひとつのプレー精度がそのまま勝敗に直結する。強みと課題がはっきりしているからこそ、春でどこまで完成度を高められるかが鍵となる。

一戦必勝の先に見据える“夏”

春季大会については、あくまで地に足をつけたスタンスを崩さない。
「優勝候補とは思っていません。一戦必勝で戦っていくだけです」
その中で求められるのは、特別なプレーではない。
「アウトを取る、バントを決める、チャンスで一本出す。当たり前のことを徹底することが大事です」
そして主将としての覚悟も明確だ。
「プレッシャーの中でも、自分たちの野球ができるように、まずは自分が率先してやっていきたい」
一戦一戦の積み重ねの先にある春の結果、そしてその先の夏。
伝統を受け継ぎながら進化を遂げる新チームの挑戦が、ここから始まる。


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株式会社WIDE -

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