【春高バレー 佐賀 男子 2026】憧れだった舞台へ 佐賀学園男子バレーボール部3年 平野凱 選手

第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会佐賀県予選会での優勝から1か月。
佐賀学園男子バレーボール部は、全国大会を見据えながら日々の練習に励んでいる。大会直前にキャプテンがケガを抱えるなど、決して万全な状態ではなかった県予選だったが、チームは支え合いながら自分たちのバレーを貫き、春高への切符をつかみ取った。かちスポでは、佐賀学園男子バレーボール部3年平野凱選手にインタビューを行った。
平野凱 選手
「三年生二人」で背負った覚悟
――佐賀学園男子バレー部・平野凱、静かに引っ張る存在感――
春高バレー佐賀県予選で頂点に立ち、全国への切符を手にした佐賀学園男子バレーボール部。
そのコートに立っていた3年生は、キャプテンともう一人。平野凱選手だ。
「スタメンの中でも、3年生が2人しかいないので、どれだけ引っ張っていけるかだと思っていました」
経験も学年も下の選手が多い中で、自然と背負うものは大きかった。
初めて立った春高のコート
平野にとって、春高予選のコートに立つのは高校生になって初めての経験だった。
「緊張はしていました。でも、引っ張っていかないといけないと思って、その思いで頑張っていたら、だんだん熱くなっていました」
落ち着きと闘志が同居する、その姿勢が、コート上でもチームを支えていた。
流れを変える、キャプテン 大古場という存在
平野が語るキャプテン像は、明確だ。
「攻撃面では、ライト側のバックアタックやスパイクが武器で、そこを中心にチームに喝を入れて、流れを持ってきてくれる存在です」
大事な場面で、必ず点を取ってくれる。だからこそ、信頼がある。
「大エースがいない」チームの戦い方
春高予選を通して、平野が感じたチームの姿はこうだ。
「大エースと呼ばれる選手や、背の高い選手はいません。でも、レシーブだったり、全体的な基礎を高めてきました」
派手さはなくとも、積み上げてきた土台がある。それが、佐賀学園の強さだった。
印象に残る、終盤のブロック
特に印象に残っている場面を聞くと、平野は迷わずブロックを挙げた。
「終盤のブロックですね。自分たちの課題でもあったので」
決勝・佐賀商業戦。相手をどうブロックにはめ込むかを徹底し、終盤にはそれが形になった。
「4セット目は、ブロックがすごく機能していたと思います」
チームが一つになった瞬間だった。
全国の舞台が芽生えさせた覚悟
福岡出身の平野は寮生活を送りながら、毎朝早くから練習を重ねてきた。
「自転車で15分くらいで通って、朝早く来て朝練をしていました」
中学の途中からバレーを始めた初心者で、当初は、試合に出ることを考えていたわけではなかった。
「最初は、試合に出られるとは思っていませんでした。3年間、応援でもいいから頑張る覚悟で入学しました」
その意識が大きく変わったのが、高校1年時の春高だった。
「初めて自分の目で全国大会のコートを見て、衝撃を受けました。絶対にこのコートに立って活躍したいと思いました」
全国の舞台を目の当たりにした経験が、平野を本気にさせた。
そこから積み重ねてきた日々が、今のポジションにつながっている。
最後の春高へ
迎えるのは、最初で最後の東京体育館。
「悔いが残らないように、周りも引っ張りながらプレーしたいです」
日々の積み重ねと強い覚悟を胸に、チームとともに春高の舞台へ向かう。
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第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会は、1月5日(月)から開催され、佐賀学園男子バレーボール部は佐賀県代表として全国の舞台に挑む。
初戦は1月6日(火)、青森県の弘前工業高等学校との対戦が決まっている。
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