『第二回SSPクロスキャンプ』開催!中高生アスリートが食事やコンディショニングのプロから学ぶ

9/16(土)、佐賀市立体育館にて『第2回SSPクロスキャンプ』が開催された。
次世代を担う佐賀県内の中学生・高校生アスリートが参加し、栄養管理やエクササイズ・筋力トレーニング、メンタル面の強化等のノウハウについて各界の専門家らレクチャーを受けた。
1時間目のレッスンは「トヨタ自動車運動部によるコンディショニングエクササイズ」。講師の岡戸敦男氏(トヨタ自動車リコンディショニングセンター アスレティックトレーナー)は、怪我や故障の予防に役立つエクササイズメニューをレクチャーした。参加した子どもたちは岡戸氏のポイント解説に耳を傾けながら実際に取り組んで、実践方法を確かめていた。
講師の岡戸敦男氏(トヨタ自動車リコンディショニングセンター アスレティックトレーナー)
「どんなに良い練習メニューに取り組んだとしても、コンディションが悪い状態で行うと、強くも上手くもならない。基本的なウォーミングアップやクーリングダウンを怠らないことが、怪我の予防だけでなくパフォーマンス向上にも繋がるということを理解して、今後もスポーツに励んでほしい。」と岡戸氏。参加した水泳部の選手(中学生3年)は「普段使わない筋肉を効果的に鍛えるトレーニングについて学ぶことができた。普段のトレーニングにも取り入れて、もっと上手く体を使うことができるようになりたい。」と、自身の競技にいかすヒントを見つけていた。
2時間目のレッスンは「負けない体を作る栄養トレーニング」。講師の池慎太郎氏(株式会社味の素コミュニケーションズ)は、アスリートが知っておきたい栄養に関する知識や、効果的な食事の摂取方法についてレクチャーした。
講師の池慎太郎氏(株式会社味の素コミュニケーションズ)
また、レクチャー後には味の素株式会社が実際にアスリートにも提供している「勝ち飯®」が参加した子どもたちに提供された。
「トレーニングで体を作っていくうえで『食事』が果たす役割は大きい。今回、それぞれの食べ物の役割や働きについて知ってもらうことができたと思う。明日の食事から食べ物を選ぶ基準が変わってくれたら。」と池氏。
参加したボクシング部の選手(高校2年生)は、「アミノ酸やたんぱく質など、筋肉をつけるうえで必要な栄養について知識を深めることができた。明日からはより一層、栄養のバランスには気を付けて食事をとりたい。」と意欲的に語ったほか、同伴していた保護者も「普段、料理を作っているときも栄養バランスについて考えることは多かったが、今回学んだアミノ酸については知らないことが多かった。是非、学んだことを取り入れていきたい。」と語った。
また、3時間目は「トップアスリートへの第一歩『メンタルマインドセット』」と題し、佐賀バルーナーズの鈴木龍雄氏がレクチャーを行った。
今回、SSPクロスキャンプを主催した佐賀県スポーツピラミッド推進グループの担当者は「競技の垣根を越えて様々な選手が参加する講義の中で、普段はできないような学びや発見をしてもらえたら、という思いで実施した。今回、実施していただいたレクチャーはどれもトップアスリートも受講するような内容になっている。今後、自身の競技力向上に活かしてもらえたら。」と語り、参加者の更なる活躍に期待を膨らませていた。
株式会社WIDE - 北原誠大