【2025 佐賀 総体へ向けて】「走る」神埼清明女子ハンドボール、総体で頂点へ
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いよいよ、高校生たちの熱き夏が始まる――。
各競技の頂点を懸けた高校総体が、今年も幕を開ける。これまで積み重ねてきた努力、仲間との絆、そして競技に懸ける思いを胸に、多くの選手たちが最後の舞台に挑もうとしている。
佐賀県の強豪・神埼清明高校女子ハンドボール部が、全国の舞台を目指し日々練習に取り組んでいる。そのチームを引っ張るのが、キャプテン・関根梨沙さん。チームを引っ張ってきた彼女が、目前に迫った高校総体に向けて語ったのは、チームの進化と覚悟。
ーー敗戦から生まれた、今年の目標
「昨年のインターハイでの惨敗をきっかけに、すぐに“来年こそ”という目標を立てました。シュート力もこの1年で上がってきました。私たちならいける。そう信じて、練習を重ねています。」
チームが掲げるのは、総体優勝。そしてインターハイベスト16。昨年の悔しさが、目標を具体的に、そして強くした。
ーー武器は“走る”ハンドボール
神埼清明のスタイルは、守備から速攻への切り替えで相手を崩す「走る」ハンドボール。
「守って、走って、決める。ディフェンスから得点に繋げるのが、私たちの戦い方です」
運動量とチーム力を武器に、速さで勝負する。
ーー清和にだけは負けられない
新人戦では23-9で清和高校に快勝。選抜大会では1点差で勝利するなど接戦を制した。
「前の代から清和とは競る試合が多かったので、“絶対に負けられない”という思いが強かったです」
ライバルを越えた今、さらなる高みを見据えている。
ーー全国経験で変わった“意識”
全国レベルの試合を経て、チームの中に変化があった。
「その後の合宿などもあり、ハンドボールに触れる機会が増えて、みんなが“より情熱を持ってプレーする”ようになった。意識の面での成長を感じます」
経験が、自信と知性を育てた。
ーー支え合いでつくるチーム
キャプテンとしてチームをまとめる中で、感じたのは「支えの大きさ」。
「周りに恵まれているなと実感します。親もそうですしチームメイトも。特に、副キャプテンの堀田や副々キャプテンの阪が、常に自分を助けてくれていて本当にありがたい。」
関根の言葉には、感謝と信頼があふれている。
MVPを目指して――個人の覚悟
総体に向けて、関根は自身の挑戦も口にする。
「最優秀選手賞を取りたい。アシストだけじゃなく、カットインでも魅せたい。これからの1ヶ月は、自分のハンドボールの“まとめ”の期間。初心に戻って、気合いを入れ直したいです」
ーー進化し続ける神崎清明、全国へ
仲間とともに走り続けてきた神埼清明女子ハンドボール部。キャプテン・関根梨沙のもと、総体という舞台でどんな輝きを見せてくれるのか。注目が集まる。
株式会社WIDE - 永石恒陽