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【鳥栖工業 野球部】苦悩を乗り越え創部77年で初の甲子園

配信:
2023/8/2 22:00:04
取材:
2023/7/29 3:00:00
【鳥栖工業 野球部】苦悩を乗り越え創部77年で初の甲子園
全国高校選抜大会鳥栖工業高校野球

7月11日に開幕した第105回全国高等学校野球選手権記念佐賀大会は、初戦で第1シードの佐賀北を破った鳥栖工業が勢いそのままに創部77年にして初めての甲子園出場を掴み取った。
秋、春とあと一歩結果が出ずに苦しんだチームはどのように上昇していったのか。夏に最高の結果を手にした鳥栖工業の「想い」を深く聞いていきたい。

第1弾では、主将や監督の今までの想いや初戦への想いを伺い紹介していく。


ついに辿り着いた栄冠

「やってやったぞ」優勝した瞬間、髙陽主将はそんな気持ちでいっぱいになったという。
1年生の時から「この代は甲子園を狙える」と周囲に期待されながら、あと一歩の結果が出ず苦労した鳥栖工業野球部。4月の取材でも、「最後は甲子園に出場できると信じている」と強く答えた主将がそのままチームを甲子園に導いた。

とにかく長かった滑走路
優勝直後のインタビューでも、「ずっと滑走路を走っていた感じだった。一度離陸すればずっとお前らは昇っていけると常に伝えていました。」と答えていた大坪監督。決勝が同地区の神埼清明となったように近年のレベルの高さがうかがえる東部地区。NHK杯予選で東明館や鳥栖などの強豪を撃破したことが自信に繋がったようだ。


今大会注目の投手陣について

今大会はエースの古沢選手から1年生の松延響選手への継投で栄冠を掴んだ鳥栖工業。5試合で4失点のみ、防御率0点台の抜群の安定感でチームを勝利へ導いた。エースの古沢選手の持ち味は「平均点の高さ」だと言えるだろう。ストレートと変化球の質や精度、コントロール、フィールディングに至るまで平均点の高いピッチングで全試合に先発し、試合を組み立てた。1年生の松延響選手はなんと言っても「最速142キロの速球」と「兄弟バッテリー」が挙げられるだろう。平均速度が140キロに迫る速球を投げるスタイルだが、決め球には気持ちの篭った最高のストレートを兄 松延晶音のミットめがけて投げ込んでいた。


初戦では第1シードの佐賀北と

髙陽主将「やるしかない。決勝のようなつもりで挑む」
大坪監督「初戦にして、今大会のターニングポイント。この試合に全てを」
初戦でいきなり第1シードとの対戦となった鳥栖工業。相手は、秋、春と2季連続で県大会を制し、春の対戦では、14-6で敗北した佐賀北であった。チーム全員が初戦にして、大一番であることをわかっていたため、初戦の勝利だけを見て準備してきたようだ。


想定外の継投策になったものの

4月に新入生が入学してからは、古沢ー松延響の継投パターンで試合を重ねていった鳥栖工業。多くのパターンは、古沢選手が6回までで試合を作り、7回から松延響選手が試合を締めると言った内容であったが、佐賀北戦は5回から松延響選手に継投。「完全に想定外だったが、勝っている状況で(松延)響に継投するしかないと思った」と大坪監督。結果、夏初登板で期待を背負った1年生投手が強力佐賀北打線をしっかりと抑えた。


優勝したように嬉しかった

初戦の佐賀北との結果は、2-1で勝利。強力打線を相手にロースコアで試合を進め、スクイズで勝ち越し、接戦をものにした。
初戦の佐賀北戦に全てを合わせて準備をしていた鳥栖工業。「負けたら終わりという面もあったが、チームでやるしかないと話していた」と話す主将は、勝利した瞬間は優勝したように嬉しかったようだ。


創部77年で初の甲子園出場を果たした鳥栖工業高校。鳥栖市の高校としても甲子園に出場するのは20年ぶりで街全体が応援ムードとなっていることだろう。
第2弾では、延長戦タイブレークまでもつれ込んだ準決勝の想いや甲子園への意気込みを紹介していく。

記事
株式会社WIDE - 山口修平

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