最後の一球まで、集中と粘りの野球 唐津商業高校野球部主将 岩村日向太

秋の新人戦を制したチームが春季大会に挑む。先輩達が卒業し、新たな春を迎えたチームは、この冬、守備力の強化をテーマに練習を重ねてきた。秋の九州大会では守備面で課題も見えただけに、その悔しさを糧に基本から見直し、チーム力の底上げに取り組んできた。接戦を勝ち切る野球を掲げ、春の頂点を狙う。
かちスポでは唐津商業高校野球部の主将である、岩村日向太選手に取材を行った。
唐津商業野球部主将 岩村日向太選手
春季大会へ向けて
春季大会を前に、チームは大会へ向けた準備を進めている。これまでチームを引っ張ってきた先輩達が卒業し、迎える春。
主将は「先輩たちから受け継いできたものを大事にしながら、今のチームとしての野球を見せたい」と話す。
この冬のテーマとして掲げてきたのは、大量得点で圧倒するのではなく、守備と投手力で試合を作り接戦をものにする野球だ。失点を最小限に抑え、4対3や5対3といった競り合いを勝ち切る試合運びを目指して練習を重ねてきた。
守備強化と中軸打線で接戦を勝ち切る
チームが冬の期間に特に力を入れてきたのが守備だ。秋の九州大会では、守備面での課題が浮き彫りになった。
「九州大会では守備がボロボロでした」と主将は振り返る。そこで冬の練習では内野守備を中心に基本プレーを徹底し、確実性を高めてきたという。「絶対にミスをしない守備を意識して取り組んできました。去年の秋よりは全然違う守備になっていると思います」と、成長への手応えを口にする。
投手陣にはストライクゾーンで積極的に勝負する投球を求め、守備と一体となって試合を作る。打撃では3・4・5番の中軸がチームの中心となるため、上位打線が出塁し、中軸で得点する形を目指している。
主将は「345が打てるチームなので、そこにランナーを置いて勝負できる形を作りたい」と話し、攻守がかみ合った試合展開で接戦を制することを理想に掲げる。
最終回まで続く集中力と粘り
チームの強みとして挙げるのは「最終回までの集中力と粘り」だ。試合終盤まで諦めず戦い続ける姿勢は、このチームの大きな武器となっている。
一方で課題としているのが、ミスが重なってしまう“連鎖”だ。主将は「一つミスをすると連鎖してしまうところがある」と話す。その流れを断ち切るため、試合中には自らタイムを取り、投手や野手に声をかけることを心掛けているという。
「タイムを取ったときには『一球一球を大事に』と声をかけています。周りにも落ち着いてプレーするよう伝えています」。主将はそう語り、チームを落ち着かせる役割を担っている。
目標は県優勝、そして九州大会1勝
チームが掲げる目標は「秋・春・夏の三連覇」。その中でも春季大会は、冬の練習の成果が最も表れる大会だと位置付けている。
「春季大会も大事な県大会なので、まずは優勝を目指したい。そして九州大会では1勝したいです」と主将。
「この冬やってきたことをしっかり出して、優勝を目指して戦います」と意気込みを語った。
新チームの真価が問われる春。接戦を制する野球で、頂点を狙う。
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