【佐賀 総体 2024 注目チーム なぎなた】牛津高校なぎなた部 主将 大谷舞桜選手 「敵であり味方。仲間と目指す全国制覇!」
2024年5月から開幕する佐賀県高等学校総合体育大会(高校総体)で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回取材したチームは、牛津高校なぎなた部。
過去には全国大会で優勝した歴史もある伝統ある部である。今年は久々に新3年生が5人揃っており、11月に行われた新人戦では団体・個人試合・演技の3冠を達成した。
本記事では、主将を務める大谷選手の総体にかける思いに迫る。
目指すは全国制覇
道場に大きく掲げられている全国制覇の4文字。このチームの強みは「切磋琢磨」だ。
1人1人が課題を理解し、改善策の案をお互いに出し合う。練習中にも気付きを積極的に伝え合う姿があった。大谷選手は、「それぞれが発言して実現していく過程で練習の質が上がっていくのを感じている。」と手応えを感じている。
部員とのすれ違い。「一番辛かった」
鹿島市から牛津高校へ入学し、ジュニアからなぎなたを始めていた大谷主将。他の部員とすれ違ってしまう時期があったという。それぞれの思いがぶつかり合い、上手く行かなかった。ぶつかり合うことはあれど「勝ちたい」という気持ちは同じ。そのまま話さずにいるのではなく、お互いの意見を話し合い、乗り越えた。
大谷選手は、「元々メンタルがあまり強くなくて、諦めることが多かった。みんなの「勝ちたい」という思いに引っ張られて、なぎなたとの向き合い方が変わった。」と振り返った。
新人戦で3冠
「周りの色んな方のおかげで3冠を達成できた。」と言う大谷選手。
顧問の尾形先生の指導。他の部員の勝ちたいという気持ちが背中を押してくれた。踏ん張らせてくれた。引退した先輩が言った「自分を信じるしかない」という言葉に救われて、気持ちを固めて行けた。と自分1人の力ではなく、全員で勝ち取った勝利だった。
迎える総体 ライバル佐賀東と再戦
ライバルの佐賀東も全国強豪校。総体では佐賀県の1位を争うことになる。
総体に向けて、大谷選手は「全国制覇のためにはもっと変わらないとと思っている。新人戦を超える試合をひとりひとりができるようになって、総体を迎えたい。」と強い思いを語った。